音楽をつくること。 [マイケル・ジャクソン]
(追記しました。)
おととい、無事ライヴが終わりました。たくさんの方に来ていただきました。
場所はなんとお寺。会場に入りきらない方が境内の野外モニターで聴いてくださっていたようで、嬉しく思います。
今回はPAさんもいらっしゃり、以前に買っておいたBOSSのLoop Stationを試しました。これは、その場で演奏したリズムやフレーズをペダルで操作、録音し、ただちにループさせることができます。
今回は、ラヴェルの「ボレロ」で使いました。リズムをオーバーダビングでパターンを重ねて、さらに、ヴィブラフォンでメロディーを重ねてループさせました。何とも不思議な音になったところで、ピアノは跳ねるリズムで弾いてもらい、二胡とヴィブラフォンでメロディーを取りました。
私はボレロの編曲と、自分のソロの作曲をしました。面白かったし、お客さんも喜んでいただけたようでよかったです。
しかし、肝心のマイケル曲でミスが、、バカバカ自分!そのことが心残りです。。
でも、まあお客さんが喜んでくださったからいいかな。。
今回初めて自分の曲を披露しました。これからもオリジナルの曲を作っていこうと思います。
作曲をしてみたいと思ったのはマイケルがきっかけでして。で、勉強してみようと思ったんです。
1年前より、プロの方についてDTM(ディスクトップミュージック)を勉強しています。
作曲もクラシックではなく、ホップスです。
所謂、プロ・ツールス(音楽制作のソフトとオーディオインターフェイスのシステム)を使い、メロディーを作りコードを付けてアレンジをしています。クラシック畑出身の私には面白いことがいっぱいで楽しいです。私が使っているDAWシステムは「CUBASE」。まだまだ初心者ですが、やっと慣れてきたかなと思っています。
そんな時、Meeさんのブログで(http://meetoytoy.blog.so-net.ne.jp/2011-08-18)
「INVINCIBLE」ではPro Toolsを使わなかったという記事を拝見しまして。正直びっくり!え、マジで??すべてアナログですか?と、、。
Pro Toolsは上記のソフトとインターフェイスのシステムの事を指しますが、ロドニーが言っているのはおそらくアビット・テクノロジー社のDAWシステムの「Pro Tools」だと思います。
Pro Tools Wiki→http://ja.wikipedia.org/wiki/Pro_Tools
DAWシステムは、ソフトシンセと音楽編集ソフトが一体となり、それひとつで曲作りから編集、トラックダウンなどができてしまいます。
ただ、どうしても越えられない壁があるのと(生楽器の臨場感等)、DAWだとデジタル処理になるので、音はクリアになりますが、アナログの奥行なんかは得られにくいと思います。(アナログテレビとデジタルテレビの違いみたいな)
マイケルは外に出ていき、そこらへんのものを叩いきその音を録音して、加工し、後の楽器も生でアナログで録音したんですね。もしやシンセもアナログシンセかなぁ?
ミックスを昔からのブルース・スウェーデンが行ったのもなるほどと思います。
ホントにどこにもない音創りが行われたんですね。
「Billie Jean」のドラマー、レオン"エンドゥグ"チャンスラーは「Baby Be Mine」でもドラムを叩いてますが、ドラムマシンと、生ドラムで作られた音を融合させ、ブルースはそのミックスも行い、素晴らしいサウンドにしています。(Rhythm&Drum magazin2010年4月号より。ただし抜粋ではありません)
Baby Be Mine
http://youtu.be/hG9OzYVSg3c
当時のドラムマシンで有名なのは、Linn Drumです。
LInn Drum Wiki→http://en.wikipedia.org/wiki/Linn_LM-1
Thrillerでは「Thriller」「Wanna Be Startin' sometin'」「Human Neture」等で使われてます。
Linn Drum LM-1
http://youtu.be/NXRw7WlwHJs
Wikipediaによるとサンプリングに使われた音は、James Gadson やJeff Porcaroかもしれないとあります。二人ともマイケルに関わりある人たちですね。
James Gadsonがプレイしたとされる「Dancing Machine」
http://youtu.be/szKYgZQ4U5k
シブいGadsonのドラミング
http://youtu.be/T4pcjh_mc5g
Jeff Porcaroは亡くなって20年近く経つのにいまだにファンの多いTOTOのドラマーです。マイケル曲では「Heal The world」「Beat It」「Girl Is Main」をプレイ。
Jeff Porcaro Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AD
彼の教則ビデオより
http://youtu.be/lhoN-XG1uD0
Wikiに出てくる「ハーフ・タイム・シャッフル」を説明してます。
http://youtu.be/MwFdExvCxM4
「INVINCIBLE」に話を戻すと、例えば「Lost Children」で6/8拍子の裏で本来ならスネアが入るところが、木の板のようなものだったりします。その音が曲にアクセントを与え、同時に温かみを与えているように思います。
一つの音をつくりあげていき、曲を作っていく姿勢に職人魂を感じます。
新しいものを取り入れ、より良いものにしていくのはこのころから変わっていないし、デジタルでは納得いくものは作れないと判断したのかなと思います。
私の先生は、今はアナログ録音はほとんどなくなってきているとのこと。でもアナログの方がいいとおっしゃっていました。
デジタルがよければ、デジタルに行ったのではないかと思います。しかし、マイケルはデジタルの限界を感じとり、アナログにこだわったと思っています。ものを作るにあたって、ホントにいい物を見極め、自分を進化させる姿勢は本当にすごいです。。アナログがいいというのは、一見後退するように聞こえますが、ホントにいい物を追及するアーティストの進化だと思います。
おととい、無事ライヴが終わりました。たくさんの方に来ていただきました。
場所はなんとお寺。会場に入りきらない方が境内の野外モニターで聴いてくださっていたようで、嬉しく思います。
今回はPAさんもいらっしゃり、以前に買っておいたBOSSのLoop Stationを試しました。これは、その場で演奏したリズムやフレーズをペダルで操作、録音し、ただちにループさせることができます。
今回は、ラヴェルの「ボレロ」で使いました。リズムをオーバーダビングでパターンを重ねて、さらに、ヴィブラフォンでメロディーを重ねてループさせました。何とも不思議な音になったところで、ピアノは跳ねるリズムで弾いてもらい、二胡とヴィブラフォンでメロディーを取りました。
私はボレロの編曲と、自分のソロの作曲をしました。面白かったし、お客さんも喜んでいただけたようでよかったです。
しかし、肝心のマイケル曲でミスが、、バカバカ自分!そのことが心残りです。。
でも、まあお客さんが喜んでくださったからいいかな。。
今回初めて自分の曲を披露しました。これからもオリジナルの曲を作っていこうと思います。
作曲をしてみたいと思ったのはマイケルがきっかけでして。で、勉強してみようと思ったんです。
1年前より、プロの方についてDTM(ディスクトップミュージック)を勉強しています。
作曲もクラシックではなく、ホップスです。
所謂、プロ・ツールス(音楽制作のソフトとオーディオインターフェイスのシステム)を使い、メロディーを作りコードを付けてアレンジをしています。クラシック畑出身の私には面白いことがいっぱいで楽しいです。私が使っているDAWシステムは「CUBASE」。まだまだ初心者ですが、やっと慣れてきたかなと思っています。
そんな時、Meeさんのブログで(http://meetoytoy.blog.so-net.ne.jp/2011-08-18)
「INVINCIBLE」ではPro Toolsを使わなかったという記事を拝見しまして。正直びっくり!え、マジで??すべてアナログですか?と、、。
Pro Toolsは上記のソフトとインターフェイスのシステムの事を指しますが、ロドニーが言っているのはおそらくアビット・テクノロジー社のDAWシステムの「Pro Tools」だと思います。
Pro Tools Wiki→http://ja.wikipedia.org/wiki/Pro_Tools
DAWシステムは、ソフトシンセと音楽編集ソフトが一体となり、それひとつで曲作りから編集、トラックダウンなどができてしまいます。
ただ、どうしても越えられない壁があるのと(生楽器の臨場感等)、DAWだとデジタル処理になるので、音はクリアになりますが、アナログの奥行なんかは得られにくいと思います。(アナログテレビとデジタルテレビの違いみたいな)
マイケルは外に出ていき、そこらへんのものを叩いきその音を録音して、加工し、後の楽器も生でアナログで録音したんですね。もしやシンセもアナログシンセかなぁ?
ミックスを昔からのブルース・スウェーデンが行ったのもなるほどと思います。
ホントにどこにもない音創りが行われたんですね。
「Billie Jean」のドラマー、レオン"エンドゥグ"チャンスラーは「Baby Be Mine」でもドラムを叩いてますが、ドラムマシンと、生ドラムで作られた音を融合させ、ブルースはそのミックスも行い、素晴らしいサウンドにしています。(Rhythm&Drum magazin2010年4月号より。ただし抜粋ではありません)
Baby Be Mine
http://youtu.be/hG9OzYVSg3c
当時のドラムマシンで有名なのは、Linn Drumです。
LInn Drum Wiki→http://en.wikipedia.org/wiki/Linn_LM-1
Thrillerでは「Thriller」「Wanna Be Startin' sometin'」「Human Neture」等で使われてます。
Linn Drum LM-1
http://youtu.be/NXRw7WlwHJs
Wikipediaによるとサンプリングに使われた音は、James Gadson やJeff Porcaroかもしれないとあります。二人ともマイケルに関わりある人たちですね。
James Gadsonがプレイしたとされる「Dancing Machine」
http://youtu.be/szKYgZQ4U5k
シブいGadsonのドラミング
http://youtu.be/T4pcjh_mc5g
Jeff Porcaroは亡くなって20年近く経つのにいまだにファンの多いTOTOのドラマーです。マイケル曲では「Heal The world」「Beat It」「Girl Is Main」をプレイ。
Jeff Porcaro Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AD
彼の教則ビデオより
http://youtu.be/lhoN-XG1uD0
Wikiに出てくる「ハーフ・タイム・シャッフル」を説明してます。
http://youtu.be/MwFdExvCxM4
「INVINCIBLE」に話を戻すと、例えば「Lost Children」で6/8拍子の裏で本来ならスネアが入るところが、木の板のようなものだったりします。その音が曲にアクセントを与え、同時に温かみを与えているように思います。
一つの音をつくりあげていき、曲を作っていく姿勢に職人魂を感じます。
新しいものを取り入れ、より良いものにしていくのはこのころから変わっていないし、デジタルでは納得いくものは作れないと判断したのかなと思います。
私の先生は、今はアナログ録音はほとんどなくなってきているとのこと。でもアナログの方がいいとおっしゃっていました。
デジタルがよければ、デジタルに行ったのではないかと思います。しかし、マイケルはデジタルの限界を感じとり、アナログにこだわったと思っています。ものを作るにあたって、ホントにいい物を見極め、自分を進化させる姿勢は本当にすごいです。。アナログがいいというのは、一見後退するように聞こえますが、ホントにいい物を追及するアーティストの進化だと思います。
おはようございます。
子供たちに関わることが本業かと思ってましたが、
音楽の方が本業なのですね、考えを改めました。
そうですね、デジタルは技術の進化なんですね。本質はアナログなんですね!
by gest (2011-09-16 07:49)
gestさん、ありがとうございます。
音楽が本業かと言われれば、実のところ難しいです。子どもに関わる仕事は、ホントにいろんなことを学ばせてもらってます。おかげで子どもが大好きになりました。音楽面の仕事はまだまだ厳しいのが本音ですが、やはりプロになるのが夢で、頑張っているところですね。。
>本質はアナログ
私もそう思います!
by mari-ko (2011-09-17 00:00)