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お知らせ。

PCからほとんどしばらく離れておりました。環境も変わりばたばたしてまして。。

こちらでマイケルについて色々書かせていただいていましたが、主のブログを以下に移動いたします。
お世話になっている楽器店のブログと同じexblogです。

打女子の日記

実名での書き込みになります。
私自身、HNと実名とで分けると混乱しそうなので。

香川でお世話になっている方をご紹介できたらという思いからこういう形になりました。

私の記事にコメ下さった皆様ありがとうございます。

こちらの記事は残し、リンクを貼るなど改めて見直したいと思います。
何となくで書いてるところが多いので、分からないことは分からないとし、簡素にと思います。

また、MJ以外の記事でコメとナイスをいただいた記事以外整理します。過去の日記を整理すること自体自分的に迷ったんですが。。
MJ記事も主観が余りに強いものは、それを残し訂正を入れようかとも思ったのですが、勉強不足なのと自分に余裕がないので整理とさせていただきます。

ありがとうございました。
移動先にも良かったら遊びに来てください。




こんなところにもマイコーのかほりww [雑記]

かつてジャクソン5が世界中に旋風を巻き起こし、その渦が日本でフィンガー5を生み出した。。皆がマイコーに魅了され、郷だの東だのが、舞子ーのようなエンターティナーめざし日々奮闘した。。

そして舞子ー旋風は、「羽生蛇村」という小さな村にまで影響を及ぼしている。。

その村の住人、伊東文子のラジカセから聴こえるのは軽快な音楽。。
「トゥララ~トゥララ~トライアンぐ~る」 
歌っているのは3人組「バミューダ3」

20080725_7674.jpg

キャッチコピーは「3人のナイス・アフロ」

1970年代を中心に活躍したアフロヘアの三つ子アイドルグループである。 長男レッドと次男グリーンがボーカルを務め、三男イエローはタンバリンを担当。 実は四つ子だったのではないかとの噂もあるが定かではない。 当時のアイドルにしては珍しいソウルフルな歌唱力とルックスで異彩を放っていたが、 三枚目のシングルである「恋の三角海域SOS」が爆発的なミリオンセラーとなり、一躍人気アイドルグループの仲間入りを果たす。




この楽曲のリリース後、長男レッドが行方不明になり、次男グリーンが歌番組収録中に忽然と姿を消すという怪事件が発生した。 「恋の三角海域SOS」の歌詞になぞらえた見立て殺人ではないかと報道され、世間を騒然とさせたニュースとなったが、 三男イエローは楽屋で意識を失い倒れているところを発見され事無きを得た。

どうやら摩訶不思議で不可解な出来事で、残念ながら解散に追い込まれたようですね。
私はこのグループの事知りませんでした。
羽生蛇村の存在も不思議ですね。。

羽生蛇村ホームページ
http://www.jp.playstation.com/scej/title/siren/hanyuda/



っとまあ、久々の更新でいきなり何ぞ?って感じですみませんです。
上記のは「SIREN」というホラーゲームの「New Translation」というシリーズに出てくる架空のグループであります。 
私はゲームをやらないんですが、プレイ動画観るのは好きで、時々動画サイトを彷徨っています。
「SIREN」は、無印、2、とリリースされ、このNew transletionは海外を意識し作品をリメイク。2008年にリリースされました。

あらすじ
2007年8月3日。米国テレビクルーが突然消息を絶った。午前0時、赤い海からサイレンが鳴り響き、消えた村が蘇る。
謎のメッセージに興味を持ち羽生蛇村を訪れた高校生。テレビクルー達は消えたはずの生贄の儀式を目撃し、絶望という名の戦いが始まる。

SIREN:New translation wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/SIREN:New_Translation

目から赤い血のようなものを流しながら迫りくる「屍人」(かつての羽生蛇村の住人)から逃げつつ、各ミッションをクリアしていくゲームです。ウロボロスがキーになっているので、ゲーム中時間ループが起きたり、ステージごとにあるアーカイブを取ることにより物語の全貌が見えるようになっています。
なかなか面白いよ。

いろんな方の動画を観て楽しませていただいていますが、中でも「とうにょん」さんとおっしゃるうp主さんの動画が好きで観てまして。。

そしたらとうにょんさんが屍人をダンシングさせているのにうけまして、、。思わぬところで、ま、マイコーwww
動画の5分からダンシング。
注意!ホラー描写が過激です。スプラッタや血の描写が苦手な方は回避をお勧めします。


コメントにも出てくるけど、怖くないww。世界観が終始薄暗くジメッとしているので怖い雰囲気の動画が多いんですが、とうにょんさんの腕前とセンスにより面白くなってます。
他にもバイオやサイレントヒルの微妙に違う動画もありますよ。

バミューダ3といい、思わぬところでマイコーを感じちゃっいました。
ちなみに、バミューダ3「恋の三角海域SOS」はべラというキャラクターが伊東家で冒険をするときのアーカイブです。
ほんと大冒険だね!私なら押入れから出られないよ♡

注意!ホラー描写が過激です。スプラッタや血の描写が苦手な方は回避をお勧めします。



コンガとレコーディングは忘れとらんですぞー。。

新年、そして、信念 [雑記]

あけましておめでとうございます

2012年がいい年になればと思います


MJに出会って早2年。私にとっていかに大きい事だったかを今身に染みて感じてます。それは、私自身の日常の中、音楽の中に垣間見ることができて、自分でも驚くことも。。


前回の記事で書かせていただいた、齊藤先生の事もそうですが、今までだったら引っかからなかった事や人に頭を引っ掻かれることがあります。そして、MJの音楽の自分の中の印象や、色や、風景も変わる。。不思議ですが、「あぁそうか。。」と思わされるんです。でもそれは、MJを愛していらっしゃるファンの方にSNSを通じて出会ったことも大きく、それがなかったら、自分の中にMJをホントに取り入れることができなかったなと思ってます。

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今、オーケストラやクラシックの事を考えることが多いんですが、クラシックのコンサートはけして多くはなく、地方に行くと特に明確に表れる。。どこのオーケストラも集客や資金集めに苦労しているのが現状とされています。

またこんな記事を見まして。
http://yoshim.cocolog-nifty.com/office/2010/01/post-d298.html

吉松隆さんは日本を代表する作曲家の御一人です。

作曲家の方は、演奏家とは違う様々な葛藤があると思います。なにもないところから、音楽を掴んで形にしないといけない。
著作物に対する思いも演奏家よりずっと強い。音楽に対するジャンルの摩擦など。。

でも、果たして、「クラシックの壁」はホントに乗り越えられない?ベートーヴェンはホントに乗り越えられないのか。。一代では無理でも、その先にあるかもしれない。。
ジャンルが違うかもしれませんが、メロディーとハーモニー、リズムと、曲そのものが降りてくるMJの作曲と音創りと、クラシックの作曲と根本はそう変わらないんではないのでしょうか?

MJは誰も聴いたことのない音で音楽を創ることを徹底的に模索していました。すでにある音でも生にこだわったのは、その響きがいいと思ったから。彼の頭にある音を再現しようと音創りをしていた。
「INVINCIBLE」で、若いロドニーをプロデューサーに迎えたのは、次の世代への橋渡しもあったのかなって思います。外に出て行って、そこら辺のものを叩いて、サンプリングしてって作業は彼(ロドニー)にとっても重要だったと思うし、MJにオーケストレーション的観点がないとできないと思います。

それって、ベートーヴェンと根本は変わらない、、かも。
晩年、耳の聴こえなくなった彼は自分の中にある音楽を楽譜にし、第3楽章では、当時の楽器(ホルン)ではほぼ出せなかった音を楽譜に記しています。これは、新開発のバルブを備えたホルンを想定していたとのこと。。
また、4楽章の有名な「歓喜の歌」のメロディーはホントに簡単で、ポップスの作曲にも通じる、世界中の人々が歌いやすいように創られています。
MJの(特に「INVINCIBLE」に感じる)、メロディーにコードをはめていくソングライティングではなく、コンポーズされた音楽は、クラシック音楽に近いものがあります。
そこに、黒人特有のリズムが加わって、しかもそれを目で観ても楽しめるエンターテイメントにし、この世に残る作品にしたことは、ホントに大きいと思います。

先人が残してくれた偉大な財産に、感謝と敬意と、そして、その人の思い、時代の背景を理解し、自分の中のボーダーをなくし、自分がいいと思えるものを創る。私が好きな音楽家はそういう人なんだと明確な思いができました。
この思いに今たどり着いたのも、MJがあってこそ。


「Will you be there」で第九の4楽章の一部を持ってきたMJに違和感を感じていました。どうしてあんな取ってつけたような感じにしているのか。。しかしそれは90年代の時代にグランジムーブメントが起ころうとしていた中でのMJの音楽的方向転換とも受け取れます。「HIStory」ではめまぐるしく一曲の中でも音楽がかわります。
音楽のマーケットは流が早く、特にポップスは明確です。多くのR&Bのアーティストがジャンルの枠から出られないのに対し、今だから言えることですが、MJは自らのベースは保ちつつ、音楽を変えて取り込んでいったことを考えると、90年代のMJの表現も理解でき、私自身のボキャブラリーのなさを思い知りました。
余談で、これは自分の感覚なんですが、「Shout」では、ラウドロックの影響を感じ、当時生まれつつあったリンキンパークなどのラウドムーブメントを感じます。(違うという方は是非教えて下さい。あくまで感覚なんで。。)

そして、自分を神格化した表現を批判される事に、それこそが狙いだといったMJの言葉がより重く感じられました。


第九のあと、ブラームスがベートーヴェン越えを目指し、自身の交響曲を創るのに20年近くかかったという有名な話があります。その影響なのか、私は「Will you~」で違和感を感じていたんですが、「INVINCIBLE」でタペストリーを感じ、コンポーズを感じました。一枚のアルバムの中に交響曲的な流を感じました。MJがこの話を知っているかも分からないし、自分の中の物語でしかないんですが、「Will you~」から、「INVI~」は私の中で繋がっています。そして、私の中では「INVINCIBLE」はもう一つの「交響曲第10番」だったりします。

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音楽ってホントになんだろうと考えて、その答えは一生分からないと思うけど、自分が目指す場所は分かった気がします。私にとっての「Man in the mirror」に近づく一年にしたいと思います。


「Will you be there」冒頭の、「ベートーヴェン交響曲第9番第4楽章より」Wikiより引用

Ihr stürzt nieder, Millionen?           
Ahnest du den Schöpfer, Welt?
Such' ihn über'm Sternenzelt!
Über Sternen muß er wohnen.

諸人よ、ひざまずいたか
世界よ、創造主を予感するか
星空の彼方に神を求めよ
星々の上に、神は必ず住みたもう


参考資料
「日経おとなのOFF」12月号


カッコいい、格好いい!! [クラシック]

どうもです。。

すっかり12月になりましたね。。もう今年も終わりなのか~。。早いなぁ。。


いやー11月特に忙しかった訳ではないんですが、ある演奏会に参加いたしました。

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こちらのオケは地元のアマチュアオケでありまして。私はトラ(エキストラ)で参加いたしました。エキストラとは、団員じゃないけどオケの人数が足らないとき等に呼ばれる人の事です。

創立60周年の記念公演のなかのプログラムでした。
曲目はバーンスタインの「キャンディード序曲」、、あ、バーンスタインつったらマイコーともゆかりありますよね。。マイコーはもっぱら「ウエストサイド・ストーリー」好きでしたね。バーンスタインのキャラの濃さがうかがえるエピソードもありましたね。。
後は「ラプソディー・イン・ブルー」。こちらは、近頃ドラマ、映画の「のだめカンタービレ」をご覧になったことがある方は印象に残っていると思いますね。映画、テレビで観ましたが面白かったよ。。

でも、「ラプソディー~」つったらやっぱ、「第13回アメリカ横断ウルトラクイズ」でしょ!
優勝した長戸勇人さんは一躍時の人となりましたね。あの優勝したとき船の上で流れてたのが、「ラプソディー~」でしたよ。。当時、長戸さんに萌えた女子も多かったのではと思います。。あの番組面白かった。。


あ、、話逸れたね。。


え~と、後は、メインにドヴォルジャーク「新世界」でした。お客さんたくさん来てくださってたよ~。
演奏者だったので、客席での音が分からないんですが、好演だったようです。

。。。。

。。




でも私は、


演奏会終わった次の日、、、、、、家の窓ガラス割りまして。。。。見事に、パリーンとな。。


その演奏会の自分の演奏に、自分自身に腹が立って、、、つい、、近場にあったペットボトルを(お~いお茶)投げましてん。。。そしたら、割れましてん。。びっくりでしたわ~。。

本番、どこがダメだったかは言いませんが、その後は指揮の先生がまともに見れませんでした。


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練習は本番一か月半前くらいから参加しました。

一番最初の練習は団員さん達のみでの合わせで、指揮の先生はいらっしゃらなかったんですが、なんかオケの雰囲気が若干いつもよりピリピリしてて。。

なんでかな~と思っていたんです。
だんだん分かったのは、今回の指揮者が結構厳しい方らしいと。

私は大学時代オケにあまり興味がなく、授業もとっていなかったんで、指揮者は詳しくないです。その方の事も恥ずかしながら知りませんでした。

で、一週間後いよいよ指揮の方との練習が始まりました。

まず初めに驚いたのはその出で立ち。。お姿。
蛍光色のパンツに、上は派手なトレーニングウエアのようなシャツ。髪型はリーゼント?
ちょっとびっくりしました。は、派手な方だな~って。

いざ練習が始まると、確かに厳しい指摘が飛んできます。時には言葉を選ばない感じ。
アマオケだろうが関係ない。。大目には見てくれない。


でも、目が真剣なんです。


一音一音にしっかりしたイメージをお持ちで、それを奏者に求めます。


今回お越しいただいた指揮者は、齊藤一郎さん。 現在はセントラル愛知交響楽団の常任指揮者をなさってて、様々なオケや演奏会でご活躍の一流指揮者です。


先生の指揮はまずとても分かりやすい。裏拍がはっきりしているので安定してます。
例えば、ヴァイオリンが16分音符で早いパッセージを弾いているとします。その時に「いち に さん し」と頭拍(表拍)だけでカウントをするとだんだんテンポが早くなっていってしまう。「いち とう にい とう さん とう し とう」の「とう」(裏拍)を感じるとテンポが前のめりになりにくい。
ヴァイオリンのようにパート人数が多い楽器がバラバラだと、音が濁ってしまう。。

また、先生は楽譜に忠実です。当たりまえですが書いていないことは一切やりません。よく「そこ、そんな風に書いてる?」「書いてないことはやらないでください」とかも言われました。しかし手癖ってやっぱり出てしまうんですよね。。自分のやりやすい歌い方もあると思います。でもそれは、裏を返せば作曲者の音楽ではないかもしれない。。作曲者の言葉を読み取るのが指揮者、奏者。プロの方はそこのコントロールもできるんだと思います。

私たち打楽器にも細かい指摘、指示が飛びます。

ラプソディーでは途中で小太鼓の刻みが出てきますが、叩くバチの指示が所謂スティックではなくブラシのところがある。そこがブラシっぽくないとの指摘。でも、担当の人はきちんとブラシで叩いています。

これは私なりに思ったことですが、曲が「ラプソディー・イン・ブルー」。作曲者のジョージ・ガーシュインはもともとポップスやジャズを作曲していてそういうバックグラウンドがあります。そして特にこの曲はジャズ要素が高いので、多少のスイング感は求められる。ブラシで叩くのと、楽譜の音符の括りが3つずつなのを見ると、先生はそういうこと(スイング感)を求められたのかなと思いました。

余談ですが「ラプソディー・イン・ブルー」って結構深いタイトルだと思います。ブルーはブルーズ(ブルース)の語源にもなってて、奴隷が働くサトウキビ畑や綿栽培は、暑いとつらい。「blue sky」=「晴れの日はつらい」がいつしか、憂鬱=ブルーになったという説もあります。「ラプソディー~」直訳すると「狂詩曲」。

私には「様々な人種の自由な民族の歌」って感じがします。そしてタイトルとは裏腹に多少の哀愁を感じます。


私は「ラプソディー」「キャンディード」のみの参加で、鍵盤打楽器担当でした。自分なりに音のイメージがあったんですが、ある曲で音が固いと言われました。楽器は鳴ってるが固いと。。でも、正直自分でもどっかでわかってたんです。緊張と練習不足で固くなっている。
鍵盤打楽器はマレット(バチ)を使います。マレットは様々な硬さがあって、曲や音ごとにマレットを変えます。でも今回の私はマレットのせいではない。。ストロークのせいでした。力を抜いて柔らかく叩くことができなかった。
オクターブで鳴らす音の高音、低音のバランスが取れませんでした。基本的なことなのに。

そして何が悔しいって、言って下さった音が自分でもイメージできたのに一回も満足に弾けなかったこと。


そしてここまで悔しいと思うのは、おそらく齊藤先生だったからだと思います。


音楽に対して、とても「熱い」 真摯な姿勢。ぶれない態度。


そんな方との練習がとても楽しかった。


すっかりファンになってしまいました。

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ブログをはじめてわかったのは結構大変だということ。。

テーマがテーマなだけに調べものが多く、英語となるとお手上げなことも。
私は器用ではないので、片手間ではできません。


ホントなら上記のような情けないことをブログで言うこともどうなのかと思います。
でも今回は記録としても書かずにはいられませんでした。


自分は音楽がしたい。。
そしてもっと練習しなければ。。

なのでこれからはアップが滞るようになると思います。しかし自分なりにMJ研究は続けていきます。

今は「You rock my world」でMJと共演したマーロン・ブランドつながりで「コンガ」の事と、鷺巣詩郎さんのbmrでの記事から「レコーディング」は調べていこうと思ってますので、こんなブログですが見て下さる方がいらしたら嬉しいです。よろしくお願いします。


齊藤一郎さんが常任指揮を務められてるセントラル愛知交響楽団ホームページ
http://www.caso.jp/index.html?uid=top

齊藤先生プロフィール
http://www.concert.co.jp/artist/ichiro_saito/

これ素敵!!チャップリンの「街の灯」の映像に合わせ、ライヴで劇中音楽を演奏するコンサート。京都市交響楽団と齊藤さんとのコラボだそうで、「Kid」もあったとか。。今月23日にも呉市民ホールで公演があるそうです。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/rensai/gokan/060820.php



ガーシュウィンの自伝的映画「アメリカ交響楽」より





マイケルから見る音楽(7) [マイケル・ジャクソン]

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Guiter Magazine 2009年9月号


このギターマガジンは初めて買いました。今まで買う機会がなかったんですが、まさか自分がギターの雑誌を買うことになるなんて、、恐るべしMJ!(笑)

それはさておき、、
こちらの本誌はBass magazineに比べれば、MJ表紙だし華やかですね。。

内容も豪華です。見出しは「マイケルジャクソンとギタリスト」
歴代のギタリスト達を紹介しています。

モータウンのデヴィッド・T・ウォーカーから、サンタナ、ラリー・カールトン、スティーブ・ルカサー、スティーブ・スティーブンスなどなど。。そして、ジェニファー・バトゥンとオリアンティのインタビュー、和田唱のインタビュー。あと代表的な曲の五線譜がありました。

ジェニファーとオリちゃんのインタビューはあまり大したことは聞いていなくて、、。もっと音楽的なことを聞いてくれよと思ったんですが、まぁいいか。。

"マイケルからギターに対するアドバイスは?"との質問に二人はこう答えてます。

ジェニファー
「彼からの唯一の注文は、ギターを弾くとき笑顔になってること。私はタフで生意気なキャラクター設定だったわね。」(ジェニファーって言ったら、スラッシュに無理いってMJに怒られたことを思い出す。。ごめんジェニファー)

オリアンティ
「私のギターソロを増やして、出せる限りの一番高い音を出してほしいと言ったわ。それから"Black or White"のイントロはもっと分厚い音がほしいと言っていたわね。」(これってスラッシュパートのこと?それともあのカッティングのこと??)

ちなみに、オリちゃんの使用楽器は、ポール・リード・スミスで、フェンダーやギブソンに比べるとまだ若いメーカーですが、ボディーを見ると、いかにも老舗両楽器のいいとこを取っているなと思います。レスポールに比べたらそんなに重くなさそうだし、女の子でも扱いやすそう。オリちゃんもシグネーチャーモデルを出してるSEシリーズは韓国生産で、コストパフォーマンスもいいようです。

ポール・リード・スミスホームぺージの、オリアンティインタビュー
http://www.prsguitars.jp/artists/orianthi/

オリちゃんがリスペクトのサンタナですが、私が一番MJのアルバムの中のギタリストで驚いたのは、サンタナでした。ホントにまさかサンタナ節とMJがあんなにかっこよくあうなんて!!!っていうかサンタナの魅力を違う角度から見る事が出来ました。

INVINCIBLEより「Whatever Happens」


歴代のギタリスト達はホントに華やかですね。「Beat It」なんてソロがヴァン・ヘイレンでバッキングはスティーブルカサーとかホント豪華ですよね~。。
また、「She's out of my life」のラリー・カールトンもさすがの仕事ぶり。

ラリー・カールトン&リーリトナー「Room 335」
http://youtu.be/JfchN7G-oQk

自分の個人的にお気に入りなMJのギタリストは、デヴィット・ウイリアムスとスラッシュでして。。

デヴィットについては、MJにとっても長い付き合いですよね。アルバムでもツアーでもMJを支えているし。ソロに参加するきっかけはMJとクインシーによるオーディションだったようです。MJとの共演は30周年が最後ですかね。。。彼も早くに亡くなりましたね。

こちらのiafl1958さんのブログにも素敵なデヴィットの記事があります。
http://ameblo.jp/iafl1958/theme-10034177445.html

こちらのサイトでは、デヴィットのファンキーなワウやハーモニクス、パワーコードなどのアプローチが観れます。必見です。
http://www.musicradar.com/tuition/guitars/michael-jacksons-guitarist-how-to-play-funk-guitar-video-lesson-212178

ハービーハンコック1982年の"Lite me up"より「Motor mouth」


セッションミュージシャンは
Wayne Anthony (lead-vo)、 Herbie Hancock (vocoder)、 John Robinson (ds)、 David Williams (g)、 Louis Johnson (b)、 Paulinho Da Costa (perc)
"Q"な方たちとファンキーなアルバムを作っています。デヴィットのリズムギターが控え目ながらかっちょいい!!
他のリズム隊のグルーヴ感にのりつつ、自分のリズムを刻んでいます。
ハンコックのアルバムは「ヘッドハンター」がやっぱ傑作だと思いますが、(それぞれの音の立ち上がり方が好きなんです。70年代の音がする気がする。この記事もカメレオン聴きながら書いてます。)「ヘッドハンター」より10年経ち、よりファンクに移行いている印象、ザ・80年代って感じがします。


スラッシュは言わずと知れた、元ガンズのギタリストです。それまでは"Q"の意向もあったと思いますが、MJが選んで連れてきた、バリバリのロックギタリスト!私は大学時代からスラッシュは「インテリ」って印象がなんとなくあったんです。理由は、80年代後半から90年代にかけてデザイン的で、軽量で、技術的なギター(例えばクレイマーなど)がロックシーンを彩っていた中、突如ギブソンレスポールを持ってシーンに登場したって事が私をそう思わせていると思います。(でもリアルタイムでその空気は感じていないですが)ガンズのスマッシュヒットで、レスポール熱が再燃したってことで。。

ギブソンレスポールwiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%96%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB

私は個人的にツェッペリンが大好きで、ジミーペイジのギターもですが、あのバンド感が好きなんです。よくパープルと比較される?けど(パープルも好きですが)ツェッペリンは私のなかで、ダントツなんです。高校の時「BBC Sessions」を聴いて衝撃を受けて以来、今も大ファンです。


スラッシュとアクセルの不仲は、まだスラッシュがガンズにいたときから言われていましたが、音楽的方向性の違いからもありますが、もっと深い人間的なすれ違いかなと思います。

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前から気になっていたんで、読んでみました。MJファンの方なら手に取ったことがある方もいると思いますが、とにかく分厚い!でも、面白かったです。両親との生活、離婚後、母親の恋人だったデビットボウイとの話。BMXにはまっていた幼少期、ギターに移行した話(最初は弦が一本しかないフラメンコギターだったようです。しかも本人はベースと思っていた)、ガンズの道のり、ドラッグの話などなど。よ、よく覚えてるねって思うくらい詳細で、小説を読んでるような感じでした。

スラッシュがMJが何故自分を起用したかを、自伝でこう言ってます。
「俺のパーソナリティの中にあるアニメっぽい要素のせいじゃないかと思う。彼は俺の事をマンガみたいに思っていたと思うし。でも、それが俺自身なんだよ。未だに彼がそのことを知っていたのかどうか、俺にはわからないんだ」

私は、その側面も理解しつつ、別の理由も自分なりに探ってみました。
私が音楽的に印象に残ったことをいくつか挙げてみます。

アクセルが借りてきたシンセやプロ・トゥールスがスタジオにいっぱいになってて、しかもアクセルはいない。話もしていない。音楽をどうつ創っていくかの話もない。その時思いだしたのは、「デンジャラス」のレコーディングで受けた印象。MJの為にセッションを終えた後、そこで無駄にされた金額の凄さにびっくりした。アメリカの何か所にもスタジオを抑えていて、MJがいつレコーディングしてもいいようになっていた。スラッシュは自身は質素なんでそんな話に魅力を感じなかったし、MJの取り巻く状況はコントロール不能だと思った。(要約してます。)

MJのスタッフとスラッシュのやり取り
(引用)
「何を弾きたいですか?」
「どういう意味?」
「ここには幅広い種類のギターが揃ってます。どのギターを使いたいですか?」
「俺は自分のギターを持ってきている。それをプレイしたいんだけど」

なにもかもちぐはぐで冷ややかなミュージカルのシナリオみたいだ。活気ある状況との出会いが最も期待できない場所だと感じたのが、俺のバンドの曲作り/リハーサル/レコーディング・セッションだった。俺が我慢できることは色々あるが、唯一我慢できないのが誠実さの欠落だ。少しでも嘘の臭いがすると、俺はうんざりしてしまう。あの日、自分が遭遇した状況は俺を不安にさせた。(引用終わり)

自分が遭遇した状況とは、シンセや新しい機材があるのに、バンドメンバーがいなく、アクセルもいないことだと思います。それを見たときMJのデンジャラスでのレコーディングの風景を思い出した。

スラッシュはシンセが好きではないみたいですが、新しいことを試すのは否定しないとあります。ただ、新しいアイデアを試すには、みんなが同じ場所で、同じ波長でいなければならないとありました。結局はその時はスラッシュ、アクセルのアイデアをお互い採用したようです。

スラッシュはアクセルのシンセやデジタルの感性は評価しています。
スラッシュのように、ドラッグでボロボロでもなければ(アクセルはスラッシュのジャンキーぶりを怒っていた)酔っ払いでもない。夢中でキーボードに集中していたし、アクセルの創るシンセの音は素晴らしいと評価してます。

しかし、二人の間の説明やコミュニケーションがうまくいっていない感じが大きい。(アクセルは突っ走る感じもあるし)もしかしたら、そこが上手くいっていたらガンズの新しい可能性もあったかなと思います。

自伝を読んでスラッシュの音楽性とMJのとりわけインヴィでの音楽性に共通性を感じました。また、ドラッグの価値観、デトックスの仕方なども何度も自分を見失いそうになっても、自分の信念で戻ってくる話も興味深かったです。

MJはそんなスラッシュの人間性、音楽性パーソナリティも見ぬいていたのかなって、思うんです。
ホントのところはどうなんですかね。。

私のお気に入り「Back Off Bitch」


やっぱアクセルの声は面白いしクールです!



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ひとりごと [雑記]

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エヴァンゲリヲン 新劇場版 序

(追記あり)

やっと観まして。ついでに「破」も観ました。
実は観てからちょっと経ってるんですが、、。

評判通り面白かったです。


ここから先は思ったことを書いていこうと思います。で、妄想はいりーのだし、根拠もないので、ご注意を(笑)。。




「破」の感想はこれからの「Q」を観てからかなと思ってますが、「序」を観たときから「破」の展開には期待してました。何故かというと。。





この動画の3’30あたり。
第6使徒の攻撃で負傷したシンジの病室で、レイがシンジが起きるまで待っているシーン。で、シンジが起きると、「ヤシマ作戦」のスケジュールをシンジに伝えます。

ここのシーン。

テレビ版ではレイはメモを見ながらスケジュールを伝えるんです。よって、レイが持ってるのは手帳なんですが、映画は「書籍」ですよね。この本が何かが分からないんですが、聖書関係の本のように見えるんです。。でも分からない。。しかし本がクローズアップされてますよね。
分かるのは、レイが、世間とのつながりを求めていることを表しているということ。テレビより、レイが何のためにエヴァに乗るのかが濃く表されてて、より「使命感」を感じます。(制服をたたまず脱ぎ捨てるとことかも。たたまないってことは、還ってこないかもしれない、還ってきたときのことを考えてないってことかなと)

なんで、そのあとの「絆だから」ってセリフにも重みを感じる。そんで、ちょっぴりあのひとの事を思ったり。。(サブタイトルがYou are (not) aloneだしな。。w)

でもまさか、レイが「破」で料理を作ったりするようになるとは思ってなく、びっくりしました。そしてあそこまで、ラストがファンタジックになるとも思ってなかった。

個人的にはテレビ版であった、赤城博士がレイのクローンを壊すシーンはないかなと、、っていうか、クローン自体ないかもと思ってます。。
90年代の重要なシーンの「殺伐」とした雰囲気が、ファンタジーが多くなってて、監督もですが、世の中の変化を感じました。。
2007年にこの映画シリーズの口火を切ったのは、ホント良かったなと思います。


MJ=アニメといえば、日本人の私が真っ先に頭に浮かぶのが「Scream」のSFですが、「AKIRA」「バビル二世」(OVA1992年版)「赤い光弾ジリオン」のカットが使われています。MJの意志での採用ですかね。。さらっと調べましたが、監督のマークロマネクの「Scream」の濃いインタビュー記事は見当たらなかったです。どういういきさつでこの3作品が盛り込まれたのか気になります。彼のサイトは直接メールを送れるので、ダメもとで聞いてみる。。?って思ったり。。

とりあえず、「AKIRA」、「バビルⅡ世」(オリジナル版のDVD4話分)は観ました。
この2作品はキーワードに「超能力」があります。

「AKIRA」wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/AKIRA

「バビルⅡ世」wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%93%E3%83%AB2%E4%B8%96

バビルⅡ世は「バベルの塔」がモチーフの物語ですが、92年版ではないのとまだ4話分だけしか観てないので、なんとも言えません。「AKIRA」は今までに2回観ました。こちらは印象的なセリフがあります。
色々感想はありますが、長くなるので少し。。

中盤でキヨコがいうセリフに「誰にでもAKIRAになれる、ようはその力の使い道だ」(セリフは要約してます。)というものがあります。
私はここに、MJを感じました。またネオ東京の世界観、取り巻く登場人物など、今観ると色々感じる事ができます。興味ある方は是非ご覧になってみてください。

「赤い光弾ジリオン」はセガの玩具販売促進番組としてスタートしたようで(ロボットアニメにはありがち)、私は観ていないですが、スタッフなどを観ると面白そうです。YouTubeでオープニングなど観ることができるので、こちらも興味ある方はチェックしてみてください。(セガだからSFに出たのは関係ありそうですね。)

「赤い光弾ジリオン」wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E3%81%84%E5%85%89%E5%BC%BE%E3%82%B8%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3



エヴァは「Q」を楽しみにしつつ。。
テレビ版からずっと音楽を担当されてる、鷺巣詩郎さんのMJ記事が掲載されてるbmrMJ特集号、やっぱ買おう。


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快挙!! [クラシック]

(追記あり)
おめでとうございます!!


垣内悠希さん、ブザンソン国際指揮者コンクール優勝!
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110924/ent11092409380008-n1.htm


前回の、山田和樹さんに続く快挙です。
すばらしい!!

垣内さん、テレビの優勝のインタビューで、オケに好かれていたと感じていたと答えていました。


以前新聞で、同じく指揮者の大野和士さんの記事を読みました。、今の指揮者は以前の独裁者型ではもうやっていけない、オケやスタッフ、運営などを把握し、最善を尽くさないといけない。。「いい舞台を作る」にこだわった彼の内なる秘めたプライドが見えました。

朝日GLOBE
http://globe.asahi.com/breakthrough/090112/01_01.html


私は、以前ピアノコンクールのファイナル、ピアノコンチェルトのオーケストラに参加したことがあります。
国際コンクールなので、様々な国の人たちと演奏しました。

ピアニストたちは、大曲を前に一生懸命で、気持ちがこちらにも伝わってきます。。
みんな緊張していて、意識が張りつめてました。


私はそこで感じたことがあります。


ピアノのみならず、コンチェルトはソリストがいます。オケバックに華やかなイメージです。
しかし、一人で演奏するのではありません。指揮者、オケと舞台をともにし、音楽を創っていく。。


ソリストは、自分のパートだけやっていればいいってものじゃないんだと。。

あるソリストは、オケが自分の演奏とずれるのをオケのせいにしていました。確かにそうかもしれません。ソリストの方が何倍も大変です。しかも遠く異国の地に来て不安も大きい。。

あるソリストは、自分がまさかファイナリストになるとは思っていなかったようで、ファイナルの曲を練習していませんでした(これは後から知ったんですが。。)
しかし、その人は演奏を楽しんでいました。(なんかWカップのなでしこを思い出します。)そして、クラシックがほんとに好きなんだという気持ちが伝わったんです。
それには理由があります。

その人は、自分のパートだけでなく、オケのパートも把握していたから、、。曲の重要な部分、ちょっとしたスパイス的な部分など、自分が弾いていない時もオケの方を向いていました。一緒に演奏していたのです。

オケからしたら「あ、こいつ分かってる!」と分かるわけです。。しかも曲の場所によって、笑顔や真剣なまなざしを向けられれば、こちらも答えたくなる。。このソリストの為にいい音を出したいと。
その人は3位に入賞しました。

ソロのメロディーだけを演奏しているのではなく、音を織り込んでいる感覚を体験しました。


指揮者は大所帯の家族の長です。自分の音楽性より、個々の人間性を大事に、音楽をともに創っていく。一見ぶつかることから逃げているように聞こえますが、実はホントに音楽を分かって、愛していないとできないことだと
確信しています。

私は今家でこの文章を書いています。でも実際現場に行くと、きっと悠長には考えられない。。イライラしたり、焦ったりすると思う。

(追記します。)
自分の音楽性、人間性よりまず、作曲家のメッセージを受け取れているかに尽きるなと。言葉では分かっているようで、実際はホントに理解していませんでした。作曲された当時の空気を理解し、再現する。音楽の辞書では音の価値=時価となっているが、クラシックを演奏するとき、現代を意識する必要はなく、再現にこだわることが重要。



ほんとに何かを最前線で創ることは、なんというか、命を削っていると形容しても過言ではないかもしれません。


ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲より 第18変奏 Andante Cantabile



このラフマニノフを聴いていたら、18変奏以降も聴きたくなり(この後の弦のピチカートも聴きたくなっちゃう)YouTubeをさまよっていました。私が好きな演奏があったのでご紹介します。



ミハイル・プレトニョフがピアノを弾いています。私はあまり奏者は詳しくないので彼の事もよく知らなかったんですが。。
指揮はクラウディオ・アバド
オケはベルリンフィルです。1997年のもののようです。

こんなにオケの音が引き立ち、ピアノと溶け合っている演奏は初めて聴きました。(どの楽器のパートもきちんと聴こえる!!後半のグロッケンとの音の溶け合いが素敵!)MJの言葉を借りると、「タペストリー」。。音を織り込んでいる感じがします。オケとのフレーズの受け渡しも絶妙です。

素晴らしいな~と思いながら聴いてて、プレトニョフの経歴をwikiで調べましたら。。
2010年の項目を見て、びっくりしました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%A7%E3%83%95

どうしてこんなことが起こるんだろうと思いますが。
不起訴になったとのことで。。よかったです。彼の演奏が今後も聴かれることを嬉しく思います。



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マイケルから見る音楽(6) [マイケル・ジャクソン]

Drum magazineの記事を何度か紹介していますが、他の楽器の記事も気になってきてしまい、読んでみることに。。

リットーミュージックからでてるGuiter、Bass magazineはMJ追悼の特集が組まれていました。でもKeyboard magazineには見当たらなくて、Sound & recording magazineにも特集が組まれていました。

Sound & recording magazineは、Amazonの一件だけのレビューの評価が気になって、それならbmrのMJ特集号の方を買おうかなと思っているところです。

Drum magazineもそうですが、やはり記事の内容やそれぞれの楽器の分析は、アルバム「DANGROUS」でがほとんどで、「HIStory」、「INVINCIBLE」は皆無に等しいですね。。この2作が当時の私も含めて、一般的にそれ以前のMJのイメージと違ってしまい、いまだにまだまだ浸透していないのと、所謂「誰々がこの曲のギターを弾いた」的なギターヤローが食いつく内容の記事が書きずらいのがあると思います。



とりあえず今回は「Bass magazine」からっていうか、Bassのことを少し。。。


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Bass magazine 2009年10月号


表紙がジャコだし。。。
実は私Drum よりBass magazineの方が数持ってます。何故なら彼が表紙だと買っちゃうから。。
けど、この号は見落としていたみたいです。ジャコに関しては濃ゆい特集ですが、MJに関してはあっさりしてます。カラーでもないし。

見出しは「マイケル・ジャクソンのベース・ライン」
ジャクソン5、ジャクソンズ、MJソロと作品のベースラインの一部を取って五線譜にしてあります。
各セクションにつきバイオグラフィーがあります。

ソロは「OFF THE WALL」「Thriller」でのベースラインを解説しています。その2作ではルイス・ジョンソンは外せないですね。
ルイス・ジョンソンWiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3_(%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%88)


Get on the floorのベースライン



Get on the floorもですが、「OFF THE WALL」はベースがかなりフューチャーされてて曲全体のグルーヴを決めてるように感じます。またやはりコードチェンジが少なく、リフが印象的です。

お得意のスラップからの、「Billie Jean」!!必見!
http://youtu.be/CighI6lnSkE

「Billie Jean」はコードチェンジがパターン化していて、転調なし!ベースに至っては「people always told me」まで2コードで(F#m7-Bm7)あのフレーズを繰り返す。。

まさにブルース!!!ギターのリフも印象的ですが、シンプルにフレーズを繰り返してギターのグルーヴを生んでいます。あと、ドラムはなんと後からレコーディングしたようで、ベースとキーボードのグルーヴにつられそうだったがドラムはシンプルにする必要があったとチャンスラーはインタビューで答えてます。(チャンスラーのドラムも独自のグルーヴですね。)


「Billie Jean」はR&Bでもブルース色が強いなーと思います。歌詞的にも。。
しかし、月歩いちゃったもんだから、、、。視覚的にも印象付けてしまいました。どんだけ彼にとって重要なメッセージなんだろうか。。

Alex Al によるLouis johnsonベース・ライン


The Brothers Johnson Stomp!
http://youtu.be/STDW7eOhAtY


Alex Alは「THIS IS IT 」の特典映像で、若い頃はジャコやスタンリークラークに影響されたと語っています。
所謂、技術的な部分という意味かな。。


Jaco Pastorius Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B9

Stanley Clarke Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%AF

スタンリークラークは上原ひろみとのアルバム音源しか持ってないんですが、ジャコはソロアルバム持ってまして(なんせ2枚しかないからね。。)ファンです。その生き様も破滅的で伝説になっていますが、私が惹かれるのは彼の作曲家としての一面でして。そんな彼は、フュージョンベーシストとしてカテゴライズされていることがありますが、彼自身は「俺はバカげたフュージョンなんか好きじゃないよ。俺はジャズとR&Bが好きなんだ。というか、ジャズこそR&Bとも言える。俺はそれを聴いて育ったんだ」(Bass magazine2006年5月号より)と言ってて、私自身とても好きな言葉です。。若い頃プレイしていた黒人地区「Libety City」にちなんで、曲を作っています。


本来はビッグバンドの曲ですが、ピアノを弾くジャコ
http://youtu.be/dTBGjgo1p_E


スタンリークラークはあまり詳しくないんですが、スラップ奏法のイメージがあります。。ソウル、ファンクの影響はかなりありますね。。

ドラマーのスティーブ・ガットとのプレイ!う~んかっちょいい。。
http://youtu.be/Je_iqbgGXFw


アレックスはさらにジェームス・ジェマーソンを再認識したと語っています。

モータウンのサウンドでは、彼のプレイも聴くことができますが、クレジットがない部分も多いため、推測な面もあります。
彼はベーシストにとって伝説で、ジェマーソンがあってのジャコって流かもしれません。どちらもベースという楽器を自由にしたパイオニアだと思います。

ジェマーソンについてはたくさんの方がブログに記事を書いているので、自分は「ふむふむ」と読ませていただいています。

日本語Wikiより詳しく、ジェマーソンの事が分かりやすく書かれているブログより。。http://www.h2.dion.ne.jp/~amefuri/james-jemerson.htm

Marvin Gaye「what's going on」on Bass James Jemarson


ワンフィンガーで出す音は、極力サステイン(音の伸び)を減らしているそうで、ということは、音の粒をはっきりさせ、ベースを控え目ながら歌わせることができるのかなと思います。
また曲の冒頭の部分は、EM7なので、コード的にミ、ソ#、シ、レ#がコードトーンですが、ド#を入れています。コード的に(和声的に)考えると、レ#なのに。
試しにピアノで弾いてみましたが、「ああ、、ぎりぎり、あり!」って感じで、ピアノで弾いてると、このアイデアは浮かばないかも。。でもそのことがベースラインを際立出せ、歌うベースになっていると思います。(コード進行についてはBass magazine 2011年7月号を参考にしました。)

ただルート(根音、そのコードの元となる音)を支えるだけではなく、曲の時間幅(横の線)を感じさせることにより、曲をより自由にしている。そこのところがクラシック(交響曲など)にもつながると思います。

理論を分かったうえで、感覚に意識を持っていくのがやはりすごいなと思います。。



って、、、、MJ、、どこ行ったんだ。。(汗)


ついついBassになると熱くなる。。。
こ、今回はMJと託けて、Bassの事を言ってしまってます。。

でも、MJも幼いころから様々なベーシストを見て吸収してきたと思います。ベースを分かったうえで、年代とともにあえて徐々にベースを外していったMJ。。テディのベース抜き「ニュー・ジャック・スウィング」をインヴィまで引っ張ったことは音楽的に何を意味しているんでしょうか。。


ジャコが、メロディー楽器としてベースを昇天させた後、徐々にベースを裏方に持っていき、曲の全体を見ていた晩年となんか少し重なります。。


(追記)
す、すいません。。ついつい熱くなり、もっとも身近なベーシスト(兄ちゃん)忘れてた。。後、ポールも。。
またの機会に。。(汗)


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音楽をつくること。 [マイケル・ジャクソン]

(追記しました。)

おととい、無事ライヴが終わりました。たくさんの方に来ていただきました。
場所はなんとお寺。会場に入りきらない方が境内の野外モニターで聴いてくださっていたようで、嬉しく思います。


今回はPAさんもいらっしゃり、以前に買っておいたBOSSのLoop Stationを試しました。これは、その場で演奏したリズムやフレーズをペダルで操作、録音し、ただちにループさせることができます。

今回は、ラヴェルの「ボレロ」で使いました。リズムをオーバーダビングでパターンを重ねて、さらに、ヴィブラフォンでメロディーを重ねてループさせました。何とも不思議な音になったところで、ピアノは跳ねるリズムで弾いてもらい、二胡とヴィブラフォンでメロディーを取りました。

私はボレロの編曲と、自分のソロの作曲をしました。面白かったし、お客さんも喜んでいただけたようでよかったです。
しかし、肝心のマイケル曲でミスが、、バカバカ自分!そのことが心残りです。。

でも、まあお客さんが喜んでくださったからいいかな。。


今回初めて自分の曲を披露しました。これからもオリジナルの曲を作っていこうと思います。
作曲をしてみたいと思ったのはマイケルがきっかけでして。で、勉強してみようと思ったんです。
1年前より、プロの方についてDTM(ディスクトップミュージック)を勉強しています。

作曲もクラシックではなく、ホップスです。
所謂、プロ・ツールス(音楽制作のソフトとオーディオインターフェイスのシステム)を使い、メロディーを作りコードを付けてアレンジをしています。クラシック畑出身の私には面白いことがいっぱいで楽しいです。私が使っているDAWシステムは「CUBASE」。まだまだ初心者ですが、やっと慣れてきたかなと思っています。


そんな時、Meeさんのブログで(http://meetoytoy.blog.so-net.ne.jp/2011-08-18
「INVINCIBLE」ではPro Toolsを使わなかったという記事を拝見しまして。正直びっくり!え、マジで??すべてアナログですか?と、、。


Pro Toolsは上記のソフトとインターフェイスのシステムの事を指しますが、ロドニーが言っているのはおそらくアビット・テクノロジー社のDAWシステムの「Pro Tools」だと思います。



Pro Tools Wiki→http://ja.wikipedia.org/wiki/Pro_Tools


DAWシステムは、ソフトシンセと音楽編集ソフトが一体となり、それひとつで曲作りから編集、トラックダウンなどができてしまいます。

ただ、どうしても越えられない壁があるのと(生楽器の臨場感等)、DAWだとデジタル処理になるので、音はクリアになりますが、アナログの奥行なんかは得られにくいと思います。(アナログテレビとデジタルテレビの違いみたいな)
マイケルは外に出ていき、そこらへんのものを叩いきその音を録音して、加工し、後の楽器も生でアナログで録音したんですね。もしやシンセもアナログシンセかなぁ?
ミックスを昔からのブルース・スウェーデンが行ったのもなるほどと思います。


ホントにどこにもない音創りが行われたんですね。


「Billie Jean」のドラマー、レオン"エンドゥグ"チャンスラーは「Baby Be Mine」でもドラムを叩いてますが、ドラムマシンと、生ドラムで作られた音を融合させ、ブルースはそのミックスも行い、素晴らしいサウンドにしています。(Rhythm&Drum magazin2010年4月号より。ただし抜粋ではありません)
                                               

Baby Be Mine
http://youtu.be/hG9OzYVSg3c



当時のドラムマシンで有名なのは、Linn Drumです。


LInn Drum Wiki→http://en.wikipedia.org/wiki/Linn_LM-1
Thrillerでは「Thriller」「Wanna Be Startin' sometin'」「Human Neture」等で使われてます。

Linn Drum LM-1
http://youtu.be/NXRw7WlwHJs                                                              

Wikipediaによるとサンプリングに使われた音は、James Gadson やJeff Porcaroかもしれないとあります。二人ともマイケルに関わりある人たちですね。

James Gadsonがプレイしたとされる「Dancing Machine」
http://youtu.be/szKYgZQ4U5k

シブいGadsonのドラミング
http://youtu.be/T4pcjh_mc5g


Jeff Porcaroは亡くなって20年近く経つのにいまだにファンの多いTOTOのドラマーです。マイケル曲では「Heal The world」「Beat It」「Girl Is Main」をプレイ。

Jeff Porcaro Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AD

彼の教則ビデオより
http://youtu.be/lhoN-XG1uD0

Wikiに出てくる「ハーフ・タイム・シャッフル」を説明してます。
http://youtu.be/MwFdExvCxM4


「INVINCIBLE」に話を戻すと、例えば「Lost Children」で6/8拍子の裏で本来ならスネアが入るところが、木の板のようなものだったりします。その音が曲にアクセントを与え、同時に温かみを与えているように思います。



一つの音をつくりあげていき、曲を作っていく姿勢に職人魂を感じます。


新しいものを取り入れ、より良いものにしていくのはこのころから変わっていないし、デジタルでは納得いくものは作れないと判断したのかなと思います。
私の先生は、今はアナログ録音はほとんどなくなってきているとのこと。でもアナログの方がいいとおっしゃっていました。 



デジタルがよければ、デジタルに行ったのではないかと思います。しかし、マイケルはデジタルの限界を感じとり、アナログにこだわったと思っています。ものを作るにあたって、ホントにいい物を見極め、自分を進化させる姿勢は本当にすごいです。。アナログがいいというのは、一見後退するように聞こえますが、ホントにいい物を追及するアーティストの進化だと思います。
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マイケルの声について(3) [マイケル・ジャクソン]

El DeBarge 「Second Chance」

裁判本などの翻訳をされている押野素子さんが、ツイッターでおススメされてたEl DeBargeのアルバムより。ホントに全体的に素敵で、私もしばらくヘビロテでした!


Lloyd 「Players Prayer」

ケント・モリさんがテレビで紹介され、車の前で踊ってたときのBGM。この曲がきっかけで彼の曲も聴くように。



二人ともマイケルの声質に近いと思いますが、いかかでしょうか。
近いのにやっぱりそれぞれ違うのは何故なんでしょうか?体つき?骨格?声帯の形?
マイケルのものまねでも、しゃべりとか歌は似てなくても「アゥオ」とか「ポウ」とかは似てる人が割と多い気がするんです。う~ん。。
声ってホントに不思議でいまだ謎に包まれた楽器だな。


そんなこんなでう~んと考えてたら、本屋で広瀬香美さんの以下の本を見つけて、、


今日から歌がうまくなる! 広瀬香美の歌い方教室

今日から歌がうまくなる! 広瀬香美の歌い方教室

  • 作者: 広瀬 香美
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2011/04/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



何気なく手にとって読み始めたら、「高音は背筋です!と言っても過言ではない」とあって思わず購入。。


彼女のことは、「音大出身のシンガーソングライター」と認識していまして。(国立音大の作曲科出身)
クラシック音楽の作曲家を目指していた彼女が、ポップミュージックに行ったときに起こるジレンマを彼女自身言ってたことがあったな~と記憶してます。

クラシックの音楽理論には、決まり事が多く、制約があります(所謂禁則など)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E5%A3%B0#.E7.A6.81.E5.89.87
一方ポップスには根本はクラシックと一緒ですが、ほとんど制約はありません。彼女が言ってたジレンマとは、作曲するときクラシックの縛りから解放できないと言っていたこと。どうしても決まり事を意識してしまうと。
印象的な言葉でした。。


しかし、本書を読むまでマイケルのボイストレーナーのセス・リッグスのレッスン生だったとか、マイケルに楽曲を提供するのが夢だったとかは全く知りませんでして。

そして今、彼女自身が校長を務める音楽学校では、セス・リッグスの教えを伝授しているそうです。

「セス先生は、歌う技術だけでなく、心のありようを教えてくれました。きみの心が楽しくないと、楽しい歌は歌えないよ。他者の悲しみがわからないと、他者を癒せる歌など歌えないよ

また、本書では、声の出す位置や、腹式呼吸のやり方、高音を出す方法がかわいいイラストとともに分かりやすく紹介されてます。背筋を鍛えるためのトレーニングを一日100~200回やってるそうで、歌は背筋と下半身強化が重要とされています。
日本語は下あごを使う言語だから、声帯に負担がかかりやすい。一方英語は上あごを使う言語などなどなど。。

言葉の違いから、発音が変わり、発声が(どこから声が出るか)変わる。発声が違うと使う筋肉も違ってくると推測できます。声帯の周りを支える仮声帯(筋肉)を支えるのが背筋になってくるのかな。
また、腹式呼吸は寝てるときは誰でも腹式呼吸になってるそうで、その状態を立って行うのがベスト。つまりはリラックスした状態で発声すること。脱力なんですね。そう考えると、下半身と上半身を支える腰は重要と思うんだけどな。グルーヴの観点からも、腰ってコアなんです。

ふ~む。。って、私、歌科じゃなく打楽器科なんどす。(汗)でも「歌」ってマイケルと切り離しても興味深々だし、重要なんですよね。音楽の根源は歌とリズムですから。。

こちらの方も注目です!
セス・リッグスのボイストレーニングメソッド「Speech Level Singing」の指導資格日本人初取得者のMasayo-Yamasitaさんのブログ
http://ameblo.jp/masayo-yamashita/page-4.html#main

今、本の執筆中とのことでこちらも楽しみです。


マイコーのボイトレ「Michael Jackson Voice Training Audio With Seth Riggs beginning」
http://youtu.be/9DExMNdStZU

「声」はとりあえずこの辺で。やっぱり難しい~(汗)でもまた探れたらいいな~。

今は、デジタルとアナログについてとDTM(ディスク・トップ・ミュージック)と菊池成孔で頭がいっぱいです
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