快挙!! [クラシック]
(追記あり)
おめでとうございます!!
垣内悠希さん、ブザンソン国際指揮者コンクール優勝!
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110924/ent11092409380008-n1.htm
前回の、山田和樹さんに続く快挙です。
すばらしい!!
垣内さん、テレビの優勝のインタビューで、オケに好かれていたと感じていたと答えていました。
以前新聞で、同じく指揮者の大野和士さんの記事を読みました。、今の指揮者は以前の独裁者型ではもうやっていけない、オケやスタッフ、運営などを把握し、最善を尽くさないといけない。。「いい舞台を作る」にこだわった彼の内なる秘めたプライドが見えました。
朝日GLOBE
http://globe.asahi.com/breakthrough/090112/01_01.html
私は、以前ピアノコンクールのファイナル、ピアノコンチェルトのオーケストラに参加したことがあります。
国際コンクールなので、様々な国の人たちと演奏しました。
ピアニストたちは、大曲を前に一生懸命で、気持ちがこちらにも伝わってきます。。
みんな緊張していて、意識が張りつめてました。
私はそこで感じたことがあります。
ピアノのみならず、コンチェルトはソリストがいます。オケバックに華やかなイメージです。
しかし、一人で演奏するのではありません。指揮者、オケと舞台をともにし、音楽を創っていく。。
ソリストは、自分のパートだけやっていればいいってものじゃないんだと。。
あるソリストは、オケが自分の演奏とずれるのをオケのせいにしていました。確かにそうかもしれません。ソリストの方が何倍も大変です。しかも遠く異国の地に来て不安も大きい。。
あるソリストは、自分がまさかファイナリストになるとは思っていなかったようで、ファイナルの曲を練習していませんでした(これは後から知ったんですが。。)
しかし、その人は演奏を楽しんでいました。(なんかWカップのなでしこを思い出します。)そして、クラシックがほんとに好きなんだという気持ちが伝わったんです。
それには理由があります。
その人は、自分のパートだけでなく、オケのパートも把握していたから、、。曲の重要な部分、ちょっとしたスパイス的な部分など、自分が弾いていない時もオケの方を向いていました。一緒に演奏していたのです。
オケからしたら「あ、こいつ分かってる!」と分かるわけです。。しかも曲の場所によって、笑顔や真剣なまなざしを向けられれば、こちらも答えたくなる。。このソリストの為にいい音を出したいと。
その人は3位に入賞しました。
ソロのメロディーだけを演奏しているのではなく、音を織り込んでいる感覚を体験しました。
指揮者は大所帯の家族の長です。自分の音楽性より、個々の人間性を大事に、音楽をともに創っていく。一見ぶつかることから逃げているように聞こえますが、実はホントに音楽を分かって、愛していないとできないことだと
確信しています。
私は今家でこの文章を書いています。でも実際現場に行くと、きっと悠長には考えられない。。イライラしたり、焦ったりすると思う。
(追記します。)
自分の音楽性、人間性よりまず、作曲家のメッセージを受け取れているかに尽きるなと。言葉では分かっているようで、実際はホントに理解していませんでした。作曲された当時の空気を理解し、再現する。音楽の辞書では音の価値=時価となっているが、クラシックを演奏するとき、現代を意識する必要はなく、再現にこだわることが重要。
ほんとに何かを最前線で創ることは、なんというか、命を削っていると形容しても過言ではないかもしれません。
ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲より 第18変奏 Andante Cantabile
このラフマニノフを聴いていたら、18変奏以降も聴きたくなり(この後の弦のピチカートも聴きたくなっちゃう)YouTubeをさまよっていました。私が好きな演奏があったのでご紹介します。
ミハイル・プレトニョフがピアノを弾いています。私はあまり奏者は詳しくないので彼の事もよく知らなかったんですが。。
指揮はクラウディオ・アバド
オケはベルリンフィルです。1997年のもののようです。
こんなにオケの音が引き立ち、ピアノと溶け合っている演奏は初めて聴きました。(どの楽器のパートもきちんと聴こえる!!後半のグロッケンとの音の溶け合いが素敵!)MJの言葉を借りると、「タペストリー」。。音を織り込んでいる感じがします。オケとのフレーズの受け渡しも絶妙です。
素晴らしいな~と思いながら聴いてて、プレトニョフの経歴をwikiで調べましたら。。
2010年の項目を見て、びっくりしました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%A7%E3%83%95
どうしてこんなことが起こるんだろうと思いますが。
不起訴になったとのことで。。よかったです。彼の演奏が今後も聴かれることを嬉しく思います。
おめでとうございます!!
垣内悠希さん、ブザンソン国際指揮者コンクール優勝!
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110924/ent11092409380008-n1.htm
前回の、山田和樹さんに続く快挙です。
すばらしい!!
垣内さん、テレビの優勝のインタビューで、オケに好かれていたと感じていたと答えていました。
以前新聞で、同じく指揮者の大野和士さんの記事を読みました。、今の指揮者は以前の独裁者型ではもうやっていけない、オケやスタッフ、運営などを把握し、最善を尽くさないといけない。。「いい舞台を作る」にこだわった彼の内なる秘めたプライドが見えました。
朝日GLOBE
http://globe.asahi.com/breakthrough/090112/01_01.html
私は、以前ピアノコンクールのファイナル、ピアノコンチェルトのオーケストラに参加したことがあります。
国際コンクールなので、様々な国の人たちと演奏しました。
ピアニストたちは、大曲を前に一生懸命で、気持ちがこちらにも伝わってきます。。
みんな緊張していて、意識が張りつめてました。
私はそこで感じたことがあります。
ピアノのみならず、コンチェルトはソリストがいます。オケバックに華やかなイメージです。
しかし、一人で演奏するのではありません。指揮者、オケと舞台をともにし、音楽を創っていく。。
ソリストは、自分のパートだけやっていればいいってものじゃないんだと。。
あるソリストは、オケが自分の演奏とずれるのをオケのせいにしていました。確かにそうかもしれません。ソリストの方が何倍も大変です。しかも遠く異国の地に来て不安も大きい。。
あるソリストは、自分がまさかファイナリストになるとは思っていなかったようで、ファイナルの曲を練習していませんでした(これは後から知ったんですが。。)
しかし、その人は演奏を楽しんでいました。(なんかWカップのなでしこを思い出します。)そして、クラシックがほんとに好きなんだという気持ちが伝わったんです。
それには理由があります。
その人は、自分のパートだけでなく、オケのパートも把握していたから、、。曲の重要な部分、ちょっとしたスパイス的な部分など、自分が弾いていない時もオケの方を向いていました。一緒に演奏していたのです。
オケからしたら「あ、こいつ分かってる!」と分かるわけです。。しかも曲の場所によって、笑顔や真剣なまなざしを向けられれば、こちらも答えたくなる。。このソリストの為にいい音を出したいと。
その人は3位に入賞しました。
ソロのメロディーだけを演奏しているのではなく、音を織り込んでいる感覚を体験しました。
指揮者は大所帯の家族の長です。自分の音楽性より、個々の人間性を大事に、音楽をともに創っていく。一見ぶつかることから逃げているように聞こえますが、実はホントに音楽を分かって、愛していないとできないことだと
確信しています。
私は今家でこの文章を書いています。でも実際現場に行くと、きっと悠長には考えられない。。イライラしたり、焦ったりすると思う。
(追記します。)
自分の音楽性、人間性よりまず、作曲家のメッセージを受け取れているかに尽きるなと。言葉では分かっているようで、実際はホントに理解していませんでした。作曲された当時の空気を理解し、再現する。音楽の辞書では音の価値=時価となっているが、クラシックを演奏するとき、現代を意識する必要はなく、再現にこだわることが重要。
ほんとに何かを最前線で創ることは、なんというか、命を削っていると形容しても過言ではないかもしれません。
ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲より 第18変奏 Andante Cantabile
このラフマニノフを聴いていたら、18変奏以降も聴きたくなり(この後の弦のピチカートも聴きたくなっちゃう)YouTubeをさまよっていました。私が好きな演奏があったのでご紹介します。
ミハイル・プレトニョフがピアノを弾いています。私はあまり奏者は詳しくないので彼の事もよく知らなかったんですが。。
指揮はクラウディオ・アバド
オケはベルリンフィルです。1997年のもののようです。
こんなにオケの音が引き立ち、ピアノと溶け合っている演奏は初めて聴きました。(どの楽器のパートもきちんと聴こえる!!後半のグロッケンとの音の溶け合いが素敵!)MJの言葉を借りると、「タペストリー」。。音を織り込んでいる感じがします。オケとのフレーズの受け渡しも絶妙です。
素晴らしいな~と思いながら聴いてて、プレトニョフの経歴をwikiで調べましたら。。
2010年の項目を見て、びっくりしました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%A7%E3%83%95
どうしてこんなことが起こるんだろうと思いますが。
不起訴になったとのことで。。よかったです。彼の演奏が今後も聴かれることを嬉しく思います。
コメント 0