カッコいい、格好いい!! [クラシック]
どうもです。。
すっかり12月になりましたね。。もう今年も終わりなのか~。。早いなぁ。。
いやー11月特に忙しかった訳ではないんですが、ある演奏会に参加いたしました。
こちらのオケは地元のアマチュアオケでありまして。私はトラ(エキストラ)で参加いたしました。エキストラとは、団員じゃないけどオケの人数が足らないとき等に呼ばれる人の事です。
創立60周年の記念公演のなかのプログラムでした。
曲目はバーンスタインの「キャンディード序曲」、、あ、バーンスタインつったらマイコーともゆかりありますよね。。マイコーはもっぱら「ウエストサイド・ストーリー」好きでしたね。バーンスタインのキャラの濃さがうかがえるエピソードもありましたね。。
後は「ラプソディー・イン・ブルー」。こちらは、近頃ドラマ、映画の「のだめカンタービレ」をご覧になったことがある方は印象に残っていると思いますね。映画、テレビで観ましたが面白かったよ。。
でも、「ラプソディー~」つったらやっぱ、「第13回アメリカ横断ウルトラクイズ」でしょ!
優勝した長戸勇人さんは一躍時の人となりましたね。あの優勝したとき船の上で流れてたのが、「ラプソディー~」でしたよ。。当時、長戸さんに萌えた女子も多かったのではと思います。。あの番組面白かった。。
あ、、話逸れたね。。
え~と、後は、メインにドヴォルジャーク「新世界」でした。お客さんたくさん来てくださってたよ~。
演奏者だったので、客席での音が分からないんですが、好演だったようです。
。。。。
。。
。
でも私は、
演奏会終わった次の日、、、、、、家の窓ガラス割りまして。。。。見事に、パリーンとな。。
その演奏会の自分の演奏に、自分自身に腹が立って、、、つい、、近場にあったペットボトルを(お~いお茶)投げましてん。。。そしたら、割れましてん。。びっくりでしたわ~。。
本番、どこがダメだったかは言いませんが、その後は指揮の先生がまともに見れませんでした。
_____________ _ _
練習は本番一か月半前くらいから参加しました。
一番最初の練習は団員さん達のみでの合わせで、指揮の先生はいらっしゃらなかったんですが、なんかオケの雰囲気が若干いつもよりピリピリしてて。。
なんでかな~と思っていたんです。
だんだん分かったのは、今回の指揮者が結構厳しい方らしいと。
私は大学時代オケにあまり興味がなく、授業もとっていなかったんで、指揮者は詳しくないです。その方の事も恥ずかしながら知りませんでした。
で、一週間後いよいよ指揮の方との練習が始まりました。
まず初めに驚いたのはその出で立ち。。お姿。
蛍光色のパンツに、上は派手なトレーニングウエアのようなシャツ。髪型はリーゼント?
ちょっとびっくりしました。は、派手な方だな~って。
いざ練習が始まると、確かに厳しい指摘が飛んできます。時には言葉を選ばない感じ。
アマオケだろうが関係ない。。大目には見てくれない。
でも、目が真剣なんです。
一音一音にしっかりしたイメージをお持ちで、それを奏者に求めます。
今回お越しいただいた指揮者は、齊藤一郎さん。 現在はセントラル愛知交響楽団の常任指揮者をなさってて、様々なオケや演奏会でご活躍の一流指揮者です。
先生の指揮はまずとても分かりやすい。裏拍がはっきりしているので安定してます。
例えば、ヴァイオリンが16分音符で早いパッセージを弾いているとします。その時に「いち に さん し」と頭拍(表拍)だけでカウントをするとだんだんテンポが早くなっていってしまう。「いち とう にい とう さん とう し とう」の「とう」(裏拍)を感じるとテンポが前のめりになりにくい。
ヴァイオリンのようにパート人数が多い楽器がバラバラだと、音が濁ってしまう。。
また、先生は楽譜に忠実です。当たりまえですが書いていないことは一切やりません。よく「そこ、そんな風に書いてる?」「書いてないことはやらないでください」とかも言われました。しかし手癖ってやっぱり出てしまうんですよね。。自分のやりやすい歌い方もあると思います。でもそれは、裏を返せば作曲者の音楽ではないかもしれない。。作曲者の言葉を読み取るのが指揮者、奏者。プロの方はそこのコントロールもできるんだと思います。
私たち打楽器にも細かい指摘、指示が飛びます。
ラプソディーでは途中で小太鼓の刻みが出てきますが、叩くバチの指示が所謂スティックではなくブラシのところがある。そこがブラシっぽくないとの指摘。でも、担当の人はきちんとブラシで叩いています。
これは私なりに思ったことですが、曲が「ラプソディー・イン・ブルー」。作曲者のジョージ・ガーシュインはもともとポップスやジャズを作曲していてそういうバックグラウンドがあります。そして特にこの曲はジャズ要素が高いので、多少のスイング感は求められる。ブラシで叩くのと、楽譜の音符の括りが3つずつなのを見ると、先生はそういうこと(スイング感)を求められたのかなと思いました。
余談ですが「ラプソディー・イン・ブルー」って結構深いタイトルだと思います。ブルーはブルーズ(ブルース)の語源にもなってて、奴隷が働くサトウキビ畑や綿栽培は、暑いとつらい。「blue sky」=「晴れの日はつらい」がいつしか、憂鬱=ブルーになったという説もあります。「ラプソディー~」直訳すると「狂詩曲」。
私には「様々な人種の自由な民族の歌」って感じがします。そしてタイトルとは裏腹に多少の哀愁を感じます。
私は「ラプソディー」「キャンディード」のみの参加で、鍵盤打楽器担当でした。自分なりに音のイメージがあったんですが、ある曲で音が固いと言われました。楽器は鳴ってるが固いと。。でも、正直自分でもどっかでわかってたんです。緊張と練習不足で固くなっている。
鍵盤打楽器はマレット(バチ)を使います。マレットは様々な硬さがあって、曲や音ごとにマレットを変えます。でも今回の私はマレットのせいではない。。ストロークのせいでした。力を抜いて柔らかく叩くことができなかった。
オクターブで鳴らす音の高音、低音のバランスが取れませんでした。基本的なことなのに。
そして何が悔しいって、言って下さった音が自分でもイメージできたのに一回も満足に弾けなかったこと。
そしてここまで悔しいと思うのは、おそらく齊藤先生だったからだと思います。
音楽に対して、とても「熱い」 真摯な姿勢。ぶれない態度。
そんな方との練習がとても楽しかった。
すっかりファンになってしまいました。
-------------------------------------------------------------- - - - -
ブログをはじめてわかったのは結構大変だということ。。
テーマがテーマなだけに調べものが多く、英語となるとお手上げなことも。
私は器用ではないので、片手間ではできません。
ホントなら上記のような情けないことをブログで言うこともどうなのかと思います。
でも今回は記録としても書かずにはいられませんでした。
自分は音楽がしたい。。
そしてもっと練習しなければ。。
なのでこれからはアップが滞るようになると思います。しかし自分なりにMJ研究は続けていきます。
今は「You rock my world」でMJと共演したマーロン・ブランドつながりで「コンガ」の事と、鷺巣詩郎さんのbmrでの記事から「レコーディング」は調べていこうと思ってますので、こんなブログですが見て下さる方がいらしたら嬉しいです。よろしくお願いします。
齊藤一郎さんが常任指揮を務められてるセントラル愛知交響楽団ホームページ
http://www.caso.jp/index.html?uid=top
齊藤先生プロフィール
http://www.concert.co.jp/artist/ichiro_saito/
これ素敵!!チャップリンの「街の灯」の映像に合わせ、ライヴで劇中音楽を演奏するコンサート。京都市交響楽団と齊藤さんとのコラボだそうで、「Kid」もあったとか。。今月23日にも呉市民ホールで公演があるそうです。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/rensai/gokan/060820.php
ガーシュウィンの自伝的映画「アメリカ交響楽」より
すっかり12月になりましたね。。もう今年も終わりなのか~。。早いなぁ。。
いやー11月特に忙しかった訳ではないんですが、ある演奏会に参加いたしました。
こちらのオケは地元のアマチュアオケでありまして。私はトラ(エキストラ)で参加いたしました。エキストラとは、団員じゃないけどオケの人数が足らないとき等に呼ばれる人の事です。
創立60周年の記念公演のなかのプログラムでした。
曲目はバーンスタインの「キャンディード序曲」、、あ、バーンスタインつったらマイコーともゆかりありますよね。。マイコーはもっぱら「ウエストサイド・ストーリー」好きでしたね。バーンスタインのキャラの濃さがうかがえるエピソードもありましたね。。
後は「ラプソディー・イン・ブルー」。こちらは、近頃ドラマ、映画の「のだめカンタービレ」をご覧になったことがある方は印象に残っていると思いますね。映画、テレビで観ましたが面白かったよ。。
でも、「ラプソディー~」つったらやっぱ、「第13回アメリカ横断ウルトラクイズ」でしょ!
優勝した長戸勇人さんは一躍時の人となりましたね。あの優勝したとき船の上で流れてたのが、「ラプソディー~」でしたよ。。当時、長戸さんに萌えた女子も多かったのではと思います。。あの番組面白かった。。
あ、、話逸れたね。。
え~と、後は、メインにドヴォルジャーク「新世界」でした。お客さんたくさん来てくださってたよ~。
演奏者だったので、客席での音が分からないんですが、好演だったようです。
。。。。
。。
。
でも私は、
演奏会終わった次の日、、、、、、家の窓ガラス割りまして。。。。見事に、パリーンとな。。
その演奏会の自分の演奏に、自分自身に腹が立って、、、つい、、近場にあったペットボトルを(お~いお茶)投げましてん。。。そしたら、割れましてん。。びっくりでしたわ~。。
本番、どこがダメだったかは言いませんが、その後は指揮の先生がまともに見れませんでした。
_____________ _ _
練習は本番一か月半前くらいから参加しました。
一番最初の練習は団員さん達のみでの合わせで、指揮の先生はいらっしゃらなかったんですが、なんかオケの雰囲気が若干いつもよりピリピリしてて。。
なんでかな~と思っていたんです。
だんだん分かったのは、今回の指揮者が結構厳しい方らしいと。
私は大学時代オケにあまり興味がなく、授業もとっていなかったんで、指揮者は詳しくないです。その方の事も恥ずかしながら知りませんでした。
で、一週間後いよいよ指揮の方との練習が始まりました。
まず初めに驚いたのはその出で立ち。。お姿。
蛍光色のパンツに、上は派手なトレーニングウエアのようなシャツ。髪型はリーゼント?
ちょっとびっくりしました。は、派手な方だな~って。
いざ練習が始まると、確かに厳しい指摘が飛んできます。時には言葉を選ばない感じ。
アマオケだろうが関係ない。。大目には見てくれない。
でも、目が真剣なんです。
一音一音にしっかりしたイメージをお持ちで、それを奏者に求めます。
今回お越しいただいた指揮者は、齊藤一郎さん。 現在はセントラル愛知交響楽団の常任指揮者をなさってて、様々なオケや演奏会でご活躍の一流指揮者です。
先生の指揮はまずとても分かりやすい。裏拍がはっきりしているので安定してます。
例えば、ヴァイオリンが16分音符で早いパッセージを弾いているとします。その時に「いち に さん し」と頭拍(表拍)だけでカウントをするとだんだんテンポが早くなっていってしまう。「いち とう にい とう さん とう し とう」の「とう」(裏拍)を感じるとテンポが前のめりになりにくい。
ヴァイオリンのようにパート人数が多い楽器がバラバラだと、音が濁ってしまう。。
また、先生は楽譜に忠実です。当たりまえですが書いていないことは一切やりません。よく「そこ、そんな風に書いてる?」「書いてないことはやらないでください」とかも言われました。しかし手癖ってやっぱり出てしまうんですよね。。自分のやりやすい歌い方もあると思います。でもそれは、裏を返せば作曲者の音楽ではないかもしれない。。作曲者の言葉を読み取るのが指揮者、奏者。プロの方はそこのコントロールもできるんだと思います。
私たち打楽器にも細かい指摘、指示が飛びます。
ラプソディーでは途中で小太鼓の刻みが出てきますが、叩くバチの指示が所謂スティックではなくブラシのところがある。そこがブラシっぽくないとの指摘。でも、担当の人はきちんとブラシで叩いています。
これは私なりに思ったことですが、曲が「ラプソディー・イン・ブルー」。作曲者のジョージ・ガーシュインはもともとポップスやジャズを作曲していてそういうバックグラウンドがあります。そして特にこの曲はジャズ要素が高いので、多少のスイング感は求められる。ブラシで叩くのと、楽譜の音符の括りが3つずつなのを見ると、先生はそういうこと(スイング感)を求められたのかなと思いました。
余談ですが「ラプソディー・イン・ブルー」って結構深いタイトルだと思います。ブルーはブルーズ(ブルース)の語源にもなってて、奴隷が働くサトウキビ畑や綿栽培は、暑いとつらい。「blue sky」=「晴れの日はつらい」がいつしか、憂鬱=ブルーになったという説もあります。「ラプソディー~」直訳すると「狂詩曲」。
私には「様々な人種の自由な民族の歌」って感じがします。そしてタイトルとは裏腹に多少の哀愁を感じます。
私は「ラプソディー」「キャンディード」のみの参加で、鍵盤打楽器担当でした。自分なりに音のイメージがあったんですが、ある曲で音が固いと言われました。楽器は鳴ってるが固いと。。でも、正直自分でもどっかでわかってたんです。緊張と練習不足で固くなっている。
鍵盤打楽器はマレット(バチ)を使います。マレットは様々な硬さがあって、曲や音ごとにマレットを変えます。でも今回の私はマレットのせいではない。。ストロークのせいでした。力を抜いて柔らかく叩くことができなかった。
オクターブで鳴らす音の高音、低音のバランスが取れませんでした。基本的なことなのに。
そして何が悔しいって、言って下さった音が自分でもイメージできたのに一回も満足に弾けなかったこと。
そしてここまで悔しいと思うのは、おそらく齊藤先生だったからだと思います。
音楽に対して、とても「熱い」 真摯な姿勢。ぶれない態度。
そんな方との練習がとても楽しかった。
すっかりファンになってしまいました。
-------------------------------------------------------------- - - - -
ブログをはじめてわかったのは結構大変だということ。。
テーマがテーマなだけに調べものが多く、英語となるとお手上げなことも。
私は器用ではないので、片手間ではできません。
ホントなら上記のような情けないことをブログで言うこともどうなのかと思います。
でも今回は記録としても書かずにはいられませんでした。
自分は音楽がしたい。。
そしてもっと練習しなければ。。
なのでこれからはアップが滞るようになると思います。しかし自分なりにMJ研究は続けていきます。
今は「You rock my world」でMJと共演したマーロン・ブランドつながりで「コンガ」の事と、鷺巣詩郎さんのbmrでの記事から「レコーディング」は調べていこうと思ってますので、こんなブログですが見て下さる方がいらしたら嬉しいです。よろしくお願いします。
齊藤一郎さんが常任指揮を務められてるセントラル愛知交響楽団ホームページ
http://www.caso.jp/index.html?uid=top
齊藤先生プロフィール
http://www.concert.co.jp/artist/ichiro_saito/
これ素敵!!チャップリンの「街の灯」の映像に合わせ、ライヴで劇中音楽を演奏するコンサート。京都市交響楽団と齊藤さんとのコラボだそうで、「Kid」もあったとか。。今月23日にも呉市民ホールで公演があるそうです。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/rensai/gokan/060820.php
ガーシュウィンの自伝的映画「アメリカ交響楽」より
快挙!! [クラシック]
(追記あり)
おめでとうございます!!
垣内悠希さん、ブザンソン国際指揮者コンクール優勝!
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110924/ent11092409380008-n1.htm
前回の、山田和樹さんに続く快挙です。
すばらしい!!
垣内さん、テレビの優勝のインタビューで、オケに好かれていたと感じていたと答えていました。
以前新聞で、同じく指揮者の大野和士さんの記事を読みました。、今の指揮者は以前の独裁者型ではもうやっていけない、オケやスタッフ、運営などを把握し、最善を尽くさないといけない。。「いい舞台を作る」にこだわった彼の内なる秘めたプライドが見えました。
朝日GLOBE
http://globe.asahi.com/breakthrough/090112/01_01.html
私は、以前ピアノコンクールのファイナル、ピアノコンチェルトのオーケストラに参加したことがあります。
国際コンクールなので、様々な国の人たちと演奏しました。
ピアニストたちは、大曲を前に一生懸命で、気持ちがこちらにも伝わってきます。。
みんな緊張していて、意識が張りつめてました。
私はそこで感じたことがあります。
ピアノのみならず、コンチェルトはソリストがいます。オケバックに華やかなイメージです。
しかし、一人で演奏するのではありません。指揮者、オケと舞台をともにし、音楽を創っていく。。
ソリストは、自分のパートだけやっていればいいってものじゃないんだと。。
あるソリストは、オケが自分の演奏とずれるのをオケのせいにしていました。確かにそうかもしれません。ソリストの方が何倍も大変です。しかも遠く異国の地に来て不安も大きい。。
あるソリストは、自分がまさかファイナリストになるとは思っていなかったようで、ファイナルの曲を練習していませんでした(これは後から知ったんですが。。)
しかし、その人は演奏を楽しんでいました。(なんかWカップのなでしこを思い出します。)そして、クラシックがほんとに好きなんだという気持ちが伝わったんです。
それには理由があります。
その人は、自分のパートだけでなく、オケのパートも把握していたから、、。曲の重要な部分、ちょっとしたスパイス的な部分など、自分が弾いていない時もオケの方を向いていました。一緒に演奏していたのです。
オケからしたら「あ、こいつ分かってる!」と分かるわけです。。しかも曲の場所によって、笑顔や真剣なまなざしを向けられれば、こちらも答えたくなる。。このソリストの為にいい音を出したいと。
その人は3位に入賞しました。
ソロのメロディーだけを演奏しているのではなく、音を織り込んでいる感覚を体験しました。
指揮者は大所帯の家族の長です。自分の音楽性より、個々の人間性を大事に、音楽をともに創っていく。一見ぶつかることから逃げているように聞こえますが、実はホントに音楽を分かって、愛していないとできないことだと
確信しています。
私は今家でこの文章を書いています。でも実際現場に行くと、きっと悠長には考えられない。。イライラしたり、焦ったりすると思う。
(追記します。)
自分の音楽性、人間性よりまず、作曲家のメッセージを受け取れているかに尽きるなと。言葉では分かっているようで、実際はホントに理解していませんでした。作曲された当時の空気を理解し、再現する。音楽の辞書では音の価値=時価となっているが、クラシックを演奏するとき、現代を意識する必要はなく、再現にこだわることが重要。
ほんとに何かを最前線で創ることは、なんというか、命を削っていると形容しても過言ではないかもしれません。
ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲より 第18変奏 Andante Cantabile
このラフマニノフを聴いていたら、18変奏以降も聴きたくなり(この後の弦のピチカートも聴きたくなっちゃう)YouTubeをさまよっていました。私が好きな演奏があったのでご紹介します。
ミハイル・プレトニョフがピアノを弾いています。私はあまり奏者は詳しくないので彼の事もよく知らなかったんですが。。
指揮はクラウディオ・アバド
オケはベルリンフィルです。1997年のもののようです。
こんなにオケの音が引き立ち、ピアノと溶け合っている演奏は初めて聴きました。(どの楽器のパートもきちんと聴こえる!!後半のグロッケンとの音の溶け合いが素敵!)MJの言葉を借りると、「タペストリー」。。音を織り込んでいる感じがします。オケとのフレーズの受け渡しも絶妙です。
素晴らしいな~と思いながら聴いてて、プレトニョフの経歴をwikiで調べましたら。。
2010年の項目を見て、びっくりしました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%A7%E3%83%95
どうしてこんなことが起こるんだろうと思いますが。
不起訴になったとのことで。。よかったです。彼の演奏が今後も聴かれることを嬉しく思います。
おめでとうございます!!
垣内悠希さん、ブザンソン国際指揮者コンクール優勝!
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110924/ent11092409380008-n1.htm
前回の、山田和樹さんに続く快挙です。
すばらしい!!
垣内さん、テレビの優勝のインタビューで、オケに好かれていたと感じていたと答えていました。
以前新聞で、同じく指揮者の大野和士さんの記事を読みました。、今の指揮者は以前の独裁者型ではもうやっていけない、オケやスタッフ、運営などを把握し、最善を尽くさないといけない。。「いい舞台を作る」にこだわった彼の内なる秘めたプライドが見えました。
朝日GLOBE
http://globe.asahi.com/breakthrough/090112/01_01.html
私は、以前ピアノコンクールのファイナル、ピアノコンチェルトのオーケストラに参加したことがあります。
国際コンクールなので、様々な国の人たちと演奏しました。
ピアニストたちは、大曲を前に一生懸命で、気持ちがこちらにも伝わってきます。。
みんな緊張していて、意識が張りつめてました。
私はそこで感じたことがあります。
ピアノのみならず、コンチェルトはソリストがいます。オケバックに華やかなイメージです。
しかし、一人で演奏するのではありません。指揮者、オケと舞台をともにし、音楽を創っていく。。
ソリストは、自分のパートだけやっていればいいってものじゃないんだと。。
あるソリストは、オケが自分の演奏とずれるのをオケのせいにしていました。確かにそうかもしれません。ソリストの方が何倍も大変です。しかも遠く異国の地に来て不安も大きい。。
あるソリストは、自分がまさかファイナリストになるとは思っていなかったようで、ファイナルの曲を練習していませんでした(これは後から知ったんですが。。)
しかし、その人は演奏を楽しんでいました。(なんかWカップのなでしこを思い出します。)そして、クラシックがほんとに好きなんだという気持ちが伝わったんです。
それには理由があります。
その人は、自分のパートだけでなく、オケのパートも把握していたから、、。曲の重要な部分、ちょっとしたスパイス的な部分など、自分が弾いていない時もオケの方を向いていました。一緒に演奏していたのです。
オケからしたら「あ、こいつ分かってる!」と分かるわけです。。しかも曲の場所によって、笑顔や真剣なまなざしを向けられれば、こちらも答えたくなる。。このソリストの為にいい音を出したいと。
その人は3位に入賞しました。
ソロのメロディーだけを演奏しているのではなく、音を織り込んでいる感覚を体験しました。
指揮者は大所帯の家族の長です。自分の音楽性より、個々の人間性を大事に、音楽をともに創っていく。一見ぶつかることから逃げているように聞こえますが、実はホントに音楽を分かって、愛していないとできないことだと
確信しています。
私は今家でこの文章を書いています。でも実際現場に行くと、きっと悠長には考えられない。。イライラしたり、焦ったりすると思う。
(追記します。)
自分の音楽性、人間性よりまず、作曲家のメッセージを受け取れているかに尽きるなと。言葉では分かっているようで、実際はホントに理解していませんでした。作曲された当時の空気を理解し、再現する。音楽の辞書では音の価値=時価となっているが、クラシックを演奏するとき、現代を意識する必要はなく、再現にこだわることが重要。
ほんとに何かを最前線で創ることは、なんというか、命を削っていると形容しても過言ではないかもしれません。
ラフマニノフ パガニーニの主題による狂詩曲より 第18変奏 Andante Cantabile
このラフマニノフを聴いていたら、18変奏以降も聴きたくなり(この後の弦のピチカートも聴きたくなっちゃう)YouTubeをさまよっていました。私が好きな演奏があったのでご紹介します。
ミハイル・プレトニョフがピアノを弾いています。私はあまり奏者は詳しくないので彼の事もよく知らなかったんですが。。
指揮はクラウディオ・アバド
オケはベルリンフィルです。1997年のもののようです。
こんなにオケの音が引き立ち、ピアノと溶け合っている演奏は初めて聴きました。(どの楽器のパートもきちんと聴こえる!!後半のグロッケンとの音の溶け合いが素敵!)MJの言葉を借りると、「タペストリー」。。音を織り込んでいる感じがします。オケとのフレーズの受け渡しも絶妙です。
素晴らしいな~と思いながら聴いてて、プレトニョフの経歴をwikiで調べましたら。。
2010年の項目を見て、びっくりしました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%88%E3%83%8B%E3%83%A7%E3%83%95
どうしてこんなことが起こるんだろうと思いますが。
不起訴になったとのことで。。よかったです。彼の演奏が今後も聴かれることを嬉しく思います。