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カッコいい、格好いい!! [クラシック]

どうもです。。

すっかり12月になりましたね。。もう今年も終わりなのか~。。早いなぁ。。


いやー11月特に忙しかった訳ではないんですが、ある演奏会に参加いたしました。

IMG_3587.jpg

こちらのオケは地元のアマチュアオケでありまして。私はトラ(エキストラ)で参加いたしました。エキストラとは、団員じゃないけどオケの人数が足らないとき等に呼ばれる人の事です。

創立60周年の記念公演のなかのプログラムでした。
曲目はバーンスタインの「キャンディード序曲」、、あ、バーンスタインつったらマイコーともゆかりありますよね。。マイコーはもっぱら「ウエストサイド・ストーリー」好きでしたね。バーンスタインのキャラの濃さがうかがえるエピソードもありましたね。。
後は「ラプソディー・イン・ブルー」。こちらは、近頃ドラマ、映画の「のだめカンタービレ」をご覧になったことがある方は印象に残っていると思いますね。映画、テレビで観ましたが面白かったよ。。

でも、「ラプソディー~」つったらやっぱ、「第13回アメリカ横断ウルトラクイズ」でしょ!
優勝した長戸勇人さんは一躍時の人となりましたね。あの優勝したとき船の上で流れてたのが、「ラプソディー~」でしたよ。。当時、長戸さんに萌えた女子も多かったのではと思います。。あの番組面白かった。。


あ、、話逸れたね。。


え~と、後は、メインにドヴォルジャーク「新世界」でした。お客さんたくさん来てくださってたよ~。
演奏者だったので、客席での音が分からないんですが、好演だったようです。

。。。。

。。




でも私は、


演奏会終わった次の日、、、、、、家の窓ガラス割りまして。。。。見事に、パリーンとな。。


その演奏会の自分の演奏に、自分自身に腹が立って、、、つい、、近場にあったペットボトルを(お~いお茶)投げましてん。。。そしたら、割れましてん。。びっくりでしたわ~。。

本番、どこがダメだったかは言いませんが、その後は指揮の先生がまともに見れませんでした。


_____________ _ _ 


練習は本番一か月半前くらいから参加しました。

一番最初の練習は団員さん達のみでの合わせで、指揮の先生はいらっしゃらなかったんですが、なんかオケの雰囲気が若干いつもよりピリピリしてて。。

なんでかな~と思っていたんです。
だんだん分かったのは、今回の指揮者が結構厳しい方らしいと。

私は大学時代オケにあまり興味がなく、授業もとっていなかったんで、指揮者は詳しくないです。その方の事も恥ずかしながら知りませんでした。

で、一週間後いよいよ指揮の方との練習が始まりました。

まず初めに驚いたのはその出で立ち。。お姿。
蛍光色のパンツに、上は派手なトレーニングウエアのようなシャツ。髪型はリーゼント?
ちょっとびっくりしました。は、派手な方だな~って。

いざ練習が始まると、確かに厳しい指摘が飛んできます。時には言葉を選ばない感じ。
アマオケだろうが関係ない。。大目には見てくれない。


でも、目が真剣なんです。


一音一音にしっかりしたイメージをお持ちで、それを奏者に求めます。


今回お越しいただいた指揮者は、齊藤一郎さん。 現在はセントラル愛知交響楽団の常任指揮者をなさってて、様々なオケや演奏会でご活躍の一流指揮者です。


先生の指揮はまずとても分かりやすい。裏拍がはっきりしているので安定してます。
例えば、ヴァイオリンが16分音符で早いパッセージを弾いているとします。その時に「いち に さん し」と頭拍(表拍)だけでカウントをするとだんだんテンポが早くなっていってしまう。「いち とう にい とう さん とう し とう」の「とう」(裏拍)を感じるとテンポが前のめりになりにくい。
ヴァイオリンのようにパート人数が多い楽器がバラバラだと、音が濁ってしまう。。

また、先生は楽譜に忠実です。当たりまえですが書いていないことは一切やりません。よく「そこ、そんな風に書いてる?」「書いてないことはやらないでください」とかも言われました。しかし手癖ってやっぱり出てしまうんですよね。。自分のやりやすい歌い方もあると思います。でもそれは、裏を返せば作曲者の音楽ではないかもしれない。。作曲者の言葉を読み取るのが指揮者、奏者。プロの方はそこのコントロールもできるんだと思います。

私たち打楽器にも細かい指摘、指示が飛びます。

ラプソディーでは途中で小太鼓の刻みが出てきますが、叩くバチの指示が所謂スティックではなくブラシのところがある。そこがブラシっぽくないとの指摘。でも、担当の人はきちんとブラシで叩いています。

これは私なりに思ったことですが、曲が「ラプソディー・イン・ブルー」。作曲者のジョージ・ガーシュインはもともとポップスやジャズを作曲していてそういうバックグラウンドがあります。そして特にこの曲はジャズ要素が高いので、多少のスイング感は求められる。ブラシで叩くのと、楽譜の音符の括りが3つずつなのを見ると、先生はそういうこと(スイング感)を求められたのかなと思いました。

余談ですが「ラプソディー・イン・ブルー」って結構深いタイトルだと思います。ブルーはブルーズ(ブルース)の語源にもなってて、奴隷が働くサトウキビ畑や綿栽培は、暑いとつらい。「blue sky」=「晴れの日はつらい」がいつしか、憂鬱=ブルーになったという説もあります。「ラプソディー~」直訳すると「狂詩曲」。

私には「様々な人種の自由な民族の歌」って感じがします。そしてタイトルとは裏腹に多少の哀愁を感じます。


私は「ラプソディー」「キャンディード」のみの参加で、鍵盤打楽器担当でした。自分なりに音のイメージがあったんですが、ある曲で音が固いと言われました。楽器は鳴ってるが固いと。。でも、正直自分でもどっかでわかってたんです。緊張と練習不足で固くなっている。
鍵盤打楽器はマレット(バチ)を使います。マレットは様々な硬さがあって、曲や音ごとにマレットを変えます。でも今回の私はマレットのせいではない。。ストロークのせいでした。力を抜いて柔らかく叩くことができなかった。
オクターブで鳴らす音の高音、低音のバランスが取れませんでした。基本的なことなのに。

そして何が悔しいって、言って下さった音が自分でもイメージできたのに一回も満足に弾けなかったこと。


そしてここまで悔しいと思うのは、おそらく齊藤先生だったからだと思います。


音楽に対して、とても「熱い」 真摯な姿勢。ぶれない態度。


そんな方との練習がとても楽しかった。


すっかりファンになってしまいました。

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ブログをはじめてわかったのは結構大変だということ。。

テーマがテーマなだけに調べものが多く、英語となるとお手上げなことも。
私は器用ではないので、片手間ではできません。


ホントなら上記のような情けないことをブログで言うこともどうなのかと思います。
でも今回は記録としても書かずにはいられませんでした。


自分は音楽がしたい。。
そしてもっと練習しなければ。。

なのでこれからはアップが滞るようになると思います。しかし自分なりにMJ研究は続けていきます。

今は「You rock my world」でMJと共演したマーロン・ブランドつながりで「コンガ」の事と、鷺巣詩郎さんのbmrでの記事から「レコーディング」は調べていこうと思ってますので、こんなブログですが見て下さる方がいらしたら嬉しいです。よろしくお願いします。


齊藤一郎さんが常任指揮を務められてるセントラル愛知交響楽団ホームページ
http://www.caso.jp/index.html?uid=top

齊藤先生プロフィール
http://www.concert.co.jp/artist/ichiro_saito/

これ素敵!!チャップリンの「街の灯」の映像に合わせ、ライヴで劇中音楽を演奏するコンサート。京都市交響楽団と齊藤さんとのコラボだそうで、「Kid」もあったとか。。今月23日にも呉市民ホールで公演があるそうです。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/rensai/gokan/060820.php



ガーシュウィンの自伝的映画「アメリカ交響楽」より





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