マイケルから見る音楽(7) [マイケル・ジャクソン]
Guiter Magazine 2009年9月号
このギターマガジンは初めて買いました。今まで買う機会がなかったんですが、まさか自分がギターの雑誌を買うことになるなんて、、恐るべしMJ!(笑)
それはさておき、、
こちらの本誌はBass magazineに比べれば、MJ表紙だし華やかですね。。
内容も豪華です。見出しは「マイケルジャクソンとギタリスト」
歴代のギタリスト達を紹介しています。
モータウンのデヴィッド・T・ウォーカーから、サンタナ、ラリー・カールトン、スティーブ・ルカサー、スティーブ・スティーブンスなどなど。。そして、ジェニファー・バトゥンとオリアンティのインタビュー、和田唱のインタビュー。あと代表的な曲の五線譜がありました。
ジェニファーとオリちゃんのインタビューはあまり大したことは聞いていなくて、、。もっと音楽的なことを聞いてくれよと思ったんですが、まぁいいか。。
"マイケルからギターに対するアドバイスは?"との質問に二人はこう答えてます。
ジェニファー
「彼からの唯一の注文は、ギターを弾くとき笑顔になってること。私はタフで生意気なキャラクター設定だったわね。」(ジェニファーって言ったら、スラッシュに無理いってMJに怒られたことを思い出す。。ごめんジェニファー)
オリアンティ
「私のギターソロを増やして、出せる限りの一番高い音を出してほしいと言ったわ。それから"Black or White"のイントロはもっと分厚い音がほしいと言っていたわね。」(これってスラッシュパートのこと?それともあのカッティングのこと??)
ちなみに、オリちゃんの使用楽器は、ポール・リード・スミスで、フェンダーやギブソンに比べるとまだ若いメーカーですが、ボディーを見ると、いかにも老舗両楽器のいいとこを取っているなと思います。レスポールに比べたらそんなに重くなさそうだし、女の子でも扱いやすそう。オリちゃんもシグネーチャーモデルを出してるSEシリーズは韓国生産で、コストパフォーマンスもいいようです。
ポール・リード・スミスホームぺージの、オリアンティインタビュー
http://www.prsguitars.jp/artists/orianthi/
オリちゃんがリスペクトのサンタナですが、私が一番MJのアルバムの中のギタリストで驚いたのは、サンタナでした。ホントにまさかサンタナ節とMJがあんなにかっこよくあうなんて!!!っていうかサンタナの魅力を違う角度から見る事が出来ました。
INVINCIBLEより「Whatever Happens」
歴代のギタリスト達はホントに華やかですね。「Beat It」なんてソロがヴァン・ヘイレンでバッキングはスティーブルカサーとかホント豪華ですよね~。。
また、「She's out of my life」のラリー・カールトンもさすがの仕事ぶり。
ラリー・カールトン&リーリトナー「Room 335」
http://youtu.be/JfchN7G-oQk
自分の個人的にお気に入りなMJのギタリストは、デヴィット・ウイリアムスとスラッシュでして。。
デヴィットについては、MJにとっても長い付き合いですよね。アルバムでもツアーでもMJを支えているし。ソロに参加するきっかけはMJとクインシーによるオーディションだったようです。MJとの共演は30周年が最後ですかね。。。彼も早くに亡くなりましたね。
こちらのiafl1958さんのブログにも素敵なデヴィットの記事があります。
http://ameblo.jp/iafl1958/theme-10034177445.html
こちらのサイトでは、デヴィットのファンキーなワウやハーモニクス、パワーコードなどのアプローチが観れます。必見です。
http://www.musicradar.com/tuition/guitars/michael-jacksons-guitarist-how-to-play-funk-guitar-video-lesson-212178
ハービーハンコック1982年の"Lite me up"より「Motor mouth」
セッションミュージシャンは
Wayne Anthony (lead-vo)、 Herbie Hancock (vocoder)、 John Robinson (ds)、 David Williams (g)、 Louis Johnson (b)、 Paulinho Da Costa (perc)
"Q"な方たちとファンキーなアルバムを作っています。デヴィットのリズムギターが控え目ながらかっちょいい!!
他のリズム隊のグルーヴ感にのりつつ、自分のリズムを刻んでいます。
ハンコックのアルバムは「ヘッドハンター」がやっぱ傑作だと思いますが、(それぞれの音の立ち上がり方が好きなんです。70年代の音がする気がする。この記事もカメレオン聴きながら書いてます。)「ヘッドハンター」より10年経ち、よりファンクに移行いている印象、ザ・80年代って感じがします。
スラッシュは言わずと知れた、元ガンズのギタリストです。それまでは"Q"の意向もあったと思いますが、MJが選んで連れてきた、バリバリのロックギタリスト!私は大学時代からスラッシュは「インテリ」って印象がなんとなくあったんです。理由は、80年代後半から90年代にかけてデザイン的で、軽量で、技術的なギター(例えばクレイマーなど)がロックシーンを彩っていた中、突如ギブソンレスポールを持ってシーンに登場したって事が私をそう思わせていると思います。(でもリアルタイムでその空気は感じていないですが)ガンズのスマッシュヒットで、レスポール熱が再燃したってことで。。
ギブソンレスポールwiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%96%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB
私は個人的にツェッペリンが大好きで、ジミーペイジのギターもですが、あのバンド感が好きなんです。よくパープルと比較される?けど(パープルも好きですが)ツェッペリンは私のなかで、ダントツなんです。高校の時「BBC Sessions」を聴いて衝撃を受けて以来、今も大ファンです。
スラッシュとアクセルの不仲は、まだスラッシュがガンズにいたときから言われていましたが、音楽的方向性の違いからもありますが、もっと深い人間的なすれ違いかなと思います。
前から気になっていたんで、読んでみました。MJファンの方なら手に取ったことがある方もいると思いますが、とにかく分厚い!でも、面白かったです。両親との生活、離婚後、母親の恋人だったデビットボウイとの話。BMXにはまっていた幼少期、ギターに移行した話(最初は弦が一本しかないフラメンコギターだったようです。しかも本人はベースと思っていた)、ガンズの道のり、ドラッグの話などなど。よ、よく覚えてるねって思うくらい詳細で、小説を読んでるような感じでした。
スラッシュがMJが何故自分を起用したかを、自伝でこう言ってます。
「俺のパーソナリティの中にあるアニメっぽい要素のせいじゃないかと思う。彼は俺の事をマンガみたいに思っていたと思うし。でも、それが俺自身なんだよ。未だに彼がそのことを知っていたのかどうか、俺にはわからないんだ」
私は、その側面も理解しつつ、別の理由も自分なりに探ってみました。
私が音楽的に印象に残ったことをいくつか挙げてみます。
アクセルが借りてきたシンセやプロ・トゥールスがスタジオにいっぱいになってて、しかもアクセルはいない。話もしていない。音楽をどうつ創っていくかの話もない。その時思いだしたのは、「デンジャラス」のレコーディングで受けた印象。MJの為にセッションを終えた後、そこで無駄にされた金額の凄さにびっくりした。アメリカの何か所にもスタジオを抑えていて、MJがいつレコーディングしてもいいようになっていた。スラッシュは自身は質素なんでそんな話に魅力を感じなかったし、MJの取り巻く状況はコントロール不能だと思った。(要約してます。)
MJのスタッフとスラッシュのやり取り
(引用)
「何を弾きたいですか?」
「どういう意味?」
「ここには幅広い種類のギターが揃ってます。どのギターを使いたいですか?」
「俺は自分のギターを持ってきている。それをプレイしたいんだけど」
なにもかもちぐはぐで冷ややかなミュージカルのシナリオみたいだ。活気ある状況との出会いが最も期待できない場所だと感じたのが、俺のバンドの曲作り/リハーサル/レコーディング・セッションだった。俺が我慢できることは色々あるが、唯一我慢できないのが誠実さの欠落だ。少しでも嘘の臭いがすると、俺はうんざりしてしまう。あの日、自分が遭遇した状況は俺を不安にさせた。(引用終わり)
自分が遭遇した状況とは、シンセや新しい機材があるのに、バンドメンバーがいなく、アクセルもいないことだと思います。それを見たときMJのデンジャラスでのレコーディングの風景を思い出した。
スラッシュはシンセが好きではないみたいですが、新しいことを試すのは否定しないとあります。ただ、新しいアイデアを試すには、みんなが同じ場所で、同じ波長でいなければならないとありました。結局はその時はスラッシュ、アクセルのアイデアをお互い採用したようです。
スラッシュはアクセルのシンセやデジタルの感性は評価しています。
スラッシュのように、ドラッグでボロボロでもなければ(アクセルはスラッシュのジャンキーぶりを怒っていた)酔っ払いでもない。夢中でキーボードに集中していたし、アクセルの創るシンセの音は素晴らしいと評価してます。
しかし、二人の間の説明やコミュニケーションがうまくいっていない感じが大きい。(アクセルは突っ走る感じもあるし)もしかしたら、そこが上手くいっていたらガンズの新しい可能性もあったかなと思います。
自伝を読んでスラッシュの音楽性とMJのとりわけインヴィでの音楽性に共通性を感じました。また、ドラッグの価値観、デトックスの仕方なども何度も自分を見失いそうになっても、自分の信念で戻ってくる話も興味深かったです。
MJはそんなスラッシュの人間性、音楽性パーソナリティも見ぬいていたのかなって、思うんです。
ホントのところはどうなんですかね。。
私のお気に入り「Back Off Bitch」
やっぱアクセルの声は面白いしクールです!
マイケルから見る音楽(6) [マイケル・ジャクソン]
Drum magazineの記事を何度か紹介していますが、他の楽器の記事も気になってきてしまい、読んでみることに。。
リットーミュージックからでてるGuiter、Bass magazineはMJ追悼の特集が組まれていました。でもKeyboard magazineには見当たらなくて、Sound & recording magazineにも特集が組まれていました。
Sound & recording magazineは、Amazonの一件だけのレビューの評価が気になって、それならbmrのMJ特集号の方を買おうかなと思っているところです。
Drum magazineもそうですが、やはり記事の内容やそれぞれの楽器の分析は、アルバム「DANGROUS」でがほとんどで、「HIStory」、「INVINCIBLE」は皆無に等しいですね。。この2作が当時の私も含めて、一般的にそれ以前のMJのイメージと違ってしまい、いまだにまだまだ浸透していないのと、所謂「誰々がこの曲のギターを弾いた」的なギターヤローが食いつく内容の記事が書きずらいのがあると思います。
とりあえず今回は「Bass magazine」からっていうか、Bassのことを少し。。。
Bass magazine 2009年10月号
表紙がジャコだし。。。
実は私Drum よりBass magazineの方が数持ってます。何故なら彼が表紙だと買っちゃうから。。
けど、この号は見落としていたみたいです。ジャコに関しては濃ゆい特集ですが、MJに関してはあっさりしてます。カラーでもないし。
見出しは「マイケル・ジャクソンのベース・ライン」
ジャクソン5、ジャクソンズ、MJソロと作品のベースラインの一部を取って五線譜にしてあります。
各セクションにつきバイオグラフィーがあります。
ソロは「OFF THE WALL」「Thriller」でのベースラインを解説しています。その2作ではルイス・ジョンソンは外せないですね。
ルイス・ジョンソンWiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3_(%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%88)
Get on the floorのベースライン
Get on the floorもですが、「OFF THE WALL」はベースがかなりフューチャーされてて曲全体のグルーヴを決めてるように感じます。またやはりコードチェンジが少なく、リフが印象的です。
お得意のスラップからの、「Billie Jean」!!必見!
http://youtu.be/CighI6lnSkE
「Billie Jean」はコードチェンジがパターン化していて、転調なし!ベースに至っては「people always told me」まで2コードで(F#m7-Bm7)あのフレーズを繰り返す。。
まさにブルース!!!ギターのリフも印象的ですが、シンプルにフレーズを繰り返してギターのグルーヴを生んでいます。あと、ドラムはなんと後からレコーディングしたようで、ベースとキーボードのグルーヴにつられそうだったがドラムはシンプルにする必要があったとチャンスラーはインタビューで答えてます。(チャンスラーのドラムも独自のグルーヴですね。)
「Billie Jean」はR&Bでもブルース色が強いなーと思います。歌詞的にも。。
しかし、月歩いちゃったもんだから、、、。視覚的にも印象付けてしまいました。どんだけ彼にとって重要なメッセージなんだろうか。。
Alex Al によるLouis johnsonベース・ライン
The Brothers Johnson Stomp!
http://youtu.be/STDW7eOhAtY
Alex Alは「THIS IS IT 」の特典映像で、若い頃はジャコやスタンリークラークに影響されたと語っています。
所謂、技術的な部分という意味かな。。
Jaco Pastorius Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B9
Stanley Clarke Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%AF
スタンリークラークは上原ひろみとのアルバム音源しか持ってないんですが、ジャコはソロアルバム持ってまして(なんせ2枚しかないからね。。)ファンです。その生き様も破滅的で伝説になっていますが、私が惹かれるのは彼の作曲家としての一面でして。そんな彼は、フュージョンベーシストとしてカテゴライズされていることがありますが、彼自身は「俺はバカげたフュージョンなんか好きじゃないよ。俺はジャズとR&Bが好きなんだ。というか、ジャズこそR&Bとも言える。俺はそれを聴いて育ったんだ」(Bass magazine2006年5月号より)と言ってて、私自身とても好きな言葉です。。若い頃プレイしていた黒人地区「Libety City」にちなんで、曲を作っています。
本来はビッグバンドの曲ですが、ピアノを弾くジャコ
http://youtu.be/dTBGjgo1p_E
スタンリークラークはあまり詳しくないんですが、スラップ奏法のイメージがあります。。ソウル、ファンクの影響はかなりありますね。。
ドラマーのスティーブ・ガットとのプレイ!う~んかっちょいい。。
http://youtu.be/Je_iqbgGXFw
アレックスはさらにジェームス・ジェマーソンを再認識したと語っています。
モータウンのサウンドでは、彼のプレイも聴くことができますが、クレジットがない部分も多いため、推測な面もあります。
彼はベーシストにとって伝説で、ジェマーソンがあってのジャコって流かもしれません。どちらもベースという楽器を自由にしたパイオニアだと思います。
ジェマーソンについてはたくさんの方がブログに記事を書いているので、自分は「ふむふむ」と読ませていただいています。
日本語Wikiより詳しく、ジェマーソンの事が分かりやすく書かれているブログより。。http://www.h2.dion.ne.jp/~amefuri/james-jemerson.htm
Marvin Gaye「what's going on」on Bass James Jemarson
ワンフィンガーで出す音は、極力サステイン(音の伸び)を減らしているそうで、ということは、音の粒をはっきりさせ、ベースを控え目ながら歌わせることができるのかなと思います。
また曲の冒頭の部分は、EM7なので、コード的にミ、ソ#、シ、レ#がコードトーンですが、ド#を入れています。コード的に(和声的に)考えると、レ#なのに。
試しにピアノで弾いてみましたが、「ああ、、ぎりぎり、あり!」って感じで、ピアノで弾いてると、このアイデアは浮かばないかも。。でもそのことがベースラインを際立出せ、歌うベースになっていると思います。(コード進行についてはBass magazine 2011年7月号を参考にしました。)
ただルート(根音、そのコードの元となる音)を支えるだけではなく、曲の時間幅(横の線)を感じさせることにより、曲をより自由にしている。そこのところがクラシック(交響曲など)にもつながると思います。
理論を分かったうえで、感覚に意識を持っていくのがやはりすごいなと思います。。
って、、、、MJ、、どこ行ったんだ。。(汗)
ついついBassになると熱くなる。。。
こ、今回はMJと託けて、Bassの事を言ってしまってます。。
でも、MJも幼いころから様々なベーシストを見て吸収してきたと思います。ベースを分かったうえで、年代とともにあえて徐々にベースを外していったMJ。。テディのベース抜き「ニュー・ジャック・スウィング」をインヴィまで引っ張ったことは音楽的に何を意味しているんでしょうか。。
ジャコが、メロディー楽器としてベースを昇天させた後、徐々にベースを裏方に持っていき、曲の全体を見ていた晩年となんか少し重なります。。
(追記)
す、すいません。。ついつい熱くなり、もっとも身近なベーシスト(兄ちゃん)忘れてた。。後、ポールも。。
またの機会に。。(汗)
リットーミュージックからでてるGuiter、Bass magazineはMJ追悼の特集が組まれていました。でもKeyboard magazineには見当たらなくて、Sound & recording magazineにも特集が組まれていました。
Sound & recording magazineは、Amazonの一件だけのレビューの評価が気になって、それならbmrのMJ特集号の方を買おうかなと思っているところです。
Drum magazineもそうですが、やはり記事の内容やそれぞれの楽器の分析は、アルバム「DANGROUS」でがほとんどで、「HIStory」、「INVINCIBLE」は皆無に等しいですね。。この2作が当時の私も含めて、一般的にそれ以前のMJのイメージと違ってしまい、いまだにまだまだ浸透していないのと、所謂「誰々がこの曲のギターを弾いた」的なギターヤローが食いつく内容の記事が書きずらいのがあると思います。
とりあえず今回は「Bass magazine」からっていうか、Bassのことを少し。。。
Bass magazine 2009年10月号
表紙がジャコだし。。。
実は私Drum よりBass magazineの方が数持ってます。何故なら彼が表紙だと買っちゃうから。。
けど、この号は見落としていたみたいです。ジャコに関しては濃ゆい特集ですが、MJに関してはあっさりしてます。カラーでもないし。
見出しは「マイケル・ジャクソンのベース・ライン」
ジャクソン5、ジャクソンズ、MJソロと作品のベースラインの一部を取って五線譜にしてあります。
各セクションにつきバイオグラフィーがあります。
ソロは「OFF THE WALL」「Thriller」でのベースラインを解説しています。その2作ではルイス・ジョンソンは外せないですね。
ルイス・ジョンソンWiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3_(%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%88)
Get on the floorのベースライン
Get on the floorもですが、「OFF THE WALL」はベースがかなりフューチャーされてて曲全体のグルーヴを決めてるように感じます。またやはりコードチェンジが少なく、リフが印象的です。
お得意のスラップからの、「Billie Jean」!!必見!
http://youtu.be/CighI6lnSkE
「Billie Jean」はコードチェンジがパターン化していて、転調なし!ベースに至っては「people always told me」まで2コードで(F#m7-Bm7)あのフレーズを繰り返す。。
まさにブルース!!!ギターのリフも印象的ですが、シンプルにフレーズを繰り返してギターのグルーヴを生んでいます。あと、ドラムはなんと後からレコーディングしたようで、ベースとキーボードのグルーヴにつられそうだったがドラムはシンプルにする必要があったとチャンスラーはインタビューで答えてます。(チャンスラーのドラムも独自のグルーヴですね。)
「Billie Jean」はR&Bでもブルース色が強いなーと思います。歌詞的にも。。
しかし、月歩いちゃったもんだから、、、。視覚的にも印象付けてしまいました。どんだけ彼にとって重要なメッセージなんだろうか。。
Alex Al によるLouis johnsonベース・ライン
The Brothers Johnson Stomp!
http://youtu.be/STDW7eOhAtY
Alex Alは「THIS IS IT 」の特典映像で、若い頃はジャコやスタンリークラークに影響されたと語っています。
所謂、技術的な部分という意味かな。。
Jaco Pastorius Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%B9
Stanley Clarke Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%AF
スタンリークラークは上原ひろみとのアルバム音源しか持ってないんですが、ジャコはソロアルバム持ってまして(なんせ2枚しかないからね。。)ファンです。その生き様も破滅的で伝説になっていますが、私が惹かれるのは彼の作曲家としての一面でして。そんな彼は、フュージョンベーシストとしてカテゴライズされていることがありますが、彼自身は「俺はバカげたフュージョンなんか好きじゃないよ。俺はジャズとR&Bが好きなんだ。というか、ジャズこそR&Bとも言える。俺はそれを聴いて育ったんだ」(Bass magazine2006年5月号より)と言ってて、私自身とても好きな言葉です。。若い頃プレイしていた黒人地区「Libety City」にちなんで、曲を作っています。
本来はビッグバンドの曲ですが、ピアノを弾くジャコ
http://youtu.be/dTBGjgo1p_E
スタンリークラークはあまり詳しくないんですが、スラップ奏法のイメージがあります。。ソウル、ファンクの影響はかなりありますね。。
ドラマーのスティーブ・ガットとのプレイ!う~んかっちょいい。。
http://youtu.be/Je_iqbgGXFw
アレックスはさらにジェームス・ジェマーソンを再認識したと語っています。
モータウンのサウンドでは、彼のプレイも聴くことができますが、クレジットがない部分も多いため、推測な面もあります。
彼はベーシストにとって伝説で、ジェマーソンがあってのジャコって流かもしれません。どちらもベースという楽器を自由にしたパイオニアだと思います。
ジェマーソンについてはたくさんの方がブログに記事を書いているので、自分は「ふむふむ」と読ませていただいています。
日本語Wikiより詳しく、ジェマーソンの事が分かりやすく書かれているブログより。。http://www.h2.dion.ne.jp/~amefuri/james-jemerson.htm
Marvin Gaye「what's going on」on Bass James Jemarson
ワンフィンガーで出す音は、極力サステイン(音の伸び)を減らしているそうで、ということは、音の粒をはっきりさせ、ベースを控え目ながら歌わせることができるのかなと思います。
また曲の冒頭の部分は、EM7なので、コード的にミ、ソ#、シ、レ#がコードトーンですが、ド#を入れています。コード的に(和声的に)考えると、レ#なのに。
試しにピアノで弾いてみましたが、「ああ、、ぎりぎり、あり!」って感じで、ピアノで弾いてると、このアイデアは浮かばないかも。。でもそのことがベースラインを際立出せ、歌うベースになっていると思います。(コード進行についてはBass magazine 2011年7月号を参考にしました。)
ただルート(根音、そのコードの元となる音)を支えるだけではなく、曲の時間幅(横の線)を感じさせることにより、曲をより自由にしている。そこのところがクラシック(交響曲など)にもつながると思います。
理論を分かったうえで、感覚に意識を持っていくのがやはりすごいなと思います。。
って、、、、MJ、、どこ行ったんだ。。(汗)
ついついBassになると熱くなる。。。
こ、今回はMJと託けて、Bassの事を言ってしまってます。。
でも、MJも幼いころから様々なベーシストを見て吸収してきたと思います。ベースを分かったうえで、年代とともにあえて徐々にベースを外していったMJ。。テディのベース抜き「ニュー・ジャック・スウィング」をインヴィまで引っ張ったことは音楽的に何を意味しているんでしょうか。。
ジャコが、メロディー楽器としてベースを昇天させた後、徐々にベースを裏方に持っていき、曲の全体を見ていた晩年となんか少し重なります。。
(追記)
す、すいません。。ついつい熱くなり、もっとも身近なベーシスト(兄ちゃん)忘れてた。。後、ポールも。。
またの機会に。。(汗)
音楽をつくること。 [マイケル・ジャクソン]
(追記しました。)
おととい、無事ライヴが終わりました。たくさんの方に来ていただきました。
場所はなんとお寺。会場に入りきらない方が境内の野外モニターで聴いてくださっていたようで、嬉しく思います。
今回はPAさんもいらっしゃり、以前に買っておいたBOSSのLoop Stationを試しました。これは、その場で演奏したリズムやフレーズをペダルで操作、録音し、ただちにループさせることができます。
今回は、ラヴェルの「ボレロ」で使いました。リズムをオーバーダビングでパターンを重ねて、さらに、ヴィブラフォンでメロディーを重ねてループさせました。何とも不思議な音になったところで、ピアノは跳ねるリズムで弾いてもらい、二胡とヴィブラフォンでメロディーを取りました。
私はボレロの編曲と、自分のソロの作曲をしました。面白かったし、お客さんも喜んでいただけたようでよかったです。
しかし、肝心のマイケル曲でミスが、、バカバカ自分!そのことが心残りです。。
でも、まあお客さんが喜んでくださったからいいかな。。
今回初めて自分の曲を披露しました。これからもオリジナルの曲を作っていこうと思います。
作曲をしてみたいと思ったのはマイケルがきっかけでして。で、勉強してみようと思ったんです。
1年前より、プロの方についてDTM(ディスクトップミュージック)を勉強しています。
作曲もクラシックではなく、ホップスです。
所謂、プロ・ツールス(音楽制作のソフトとオーディオインターフェイスのシステム)を使い、メロディーを作りコードを付けてアレンジをしています。クラシック畑出身の私には面白いことがいっぱいで楽しいです。私が使っているDAWシステムは「CUBASE」。まだまだ初心者ですが、やっと慣れてきたかなと思っています。
そんな時、Meeさんのブログで(http://meetoytoy.blog.so-net.ne.jp/2011-08-18)
「INVINCIBLE」ではPro Toolsを使わなかったという記事を拝見しまして。正直びっくり!え、マジで??すべてアナログですか?と、、。
Pro Toolsは上記のソフトとインターフェイスのシステムの事を指しますが、ロドニーが言っているのはおそらくアビット・テクノロジー社のDAWシステムの「Pro Tools」だと思います。
Pro Tools Wiki→http://ja.wikipedia.org/wiki/Pro_Tools
DAWシステムは、ソフトシンセと音楽編集ソフトが一体となり、それひとつで曲作りから編集、トラックダウンなどができてしまいます。
ただ、どうしても越えられない壁があるのと(生楽器の臨場感等)、DAWだとデジタル処理になるので、音はクリアになりますが、アナログの奥行なんかは得られにくいと思います。(アナログテレビとデジタルテレビの違いみたいな)
マイケルは外に出ていき、そこらへんのものを叩いきその音を録音して、加工し、後の楽器も生でアナログで録音したんですね。もしやシンセもアナログシンセかなぁ?
ミックスを昔からのブルース・スウェーデンが行ったのもなるほどと思います。
ホントにどこにもない音創りが行われたんですね。
「Billie Jean」のドラマー、レオン"エンドゥグ"チャンスラーは「Baby Be Mine」でもドラムを叩いてますが、ドラムマシンと、生ドラムで作られた音を融合させ、ブルースはそのミックスも行い、素晴らしいサウンドにしています。(Rhythm&Drum magazin2010年4月号より。ただし抜粋ではありません)
Baby Be Mine
http://youtu.be/hG9OzYVSg3c
当時のドラムマシンで有名なのは、Linn Drumです。
LInn Drum Wiki→http://en.wikipedia.org/wiki/Linn_LM-1
Thrillerでは「Thriller」「Wanna Be Startin' sometin'」「Human Neture」等で使われてます。
Linn Drum LM-1
http://youtu.be/NXRw7WlwHJs
Wikipediaによるとサンプリングに使われた音は、James Gadson やJeff Porcaroかもしれないとあります。二人ともマイケルに関わりある人たちですね。
James Gadsonがプレイしたとされる「Dancing Machine」
http://youtu.be/szKYgZQ4U5k
シブいGadsonのドラミング
http://youtu.be/T4pcjh_mc5g
Jeff Porcaroは亡くなって20年近く経つのにいまだにファンの多いTOTOのドラマーです。マイケル曲では「Heal The world」「Beat It」「Girl Is Main」をプレイ。
Jeff Porcaro Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AD
彼の教則ビデオより
http://youtu.be/lhoN-XG1uD0
Wikiに出てくる「ハーフ・タイム・シャッフル」を説明してます。
http://youtu.be/MwFdExvCxM4
「INVINCIBLE」に話を戻すと、例えば「Lost Children」で6/8拍子の裏で本来ならスネアが入るところが、木の板のようなものだったりします。その音が曲にアクセントを与え、同時に温かみを与えているように思います。
一つの音をつくりあげていき、曲を作っていく姿勢に職人魂を感じます。
新しいものを取り入れ、より良いものにしていくのはこのころから変わっていないし、デジタルでは納得いくものは作れないと判断したのかなと思います。
私の先生は、今はアナログ録音はほとんどなくなってきているとのこと。でもアナログの方がいいとおっしゃっていました。
デジタルがよければ、デジタルに行ったのではないかと思います。しかし、マイケルはデジタルの限界を感じとり、アナログにこだわったと思っています。ものを作るにあたって、ホントにいい物を見極め、自分を進化させる姿勢は本当にすごいです。。アナログがいいというのは、一見後退するように聞こえますが、ホントにいい物を追及するアーティストの進化だと思います。
おととい、無事ライヴが終わりました。たくさんの方に来ていただきました。
場所はなんとお寺。会場に入りきらない方が境内の野外モニターで聴いてくださっていたようで、嬉しく思います。
今回はPAさんもいらっしゃり、以前に買っておいたBOSSのLoop Stationを試しました。これは、その場で演奏したリズムやフレーズをペダルで操作、録音し、ただちにループさせることができます。
今回は、ラヴェルの「ボレロ」で使いました。リズムをオーバーダビングでパターンを重ねて、さらに、ヴィブラフォンでメロディーを重ねてループさせました。何とも不思議な音になったところで、ピアノは跳ねるリズムで弾いてもらい、二胡とヴィブラフォンでメロディーを取りました。
私はボレロの編曲と、自分のソロの作曲をしました。面白かったし、お客さんも喜んでいただけたようでよかったです。
しかし、肝心のマイケル曲でミスが、、バカバカ自分!そのことが心残りです。。
でも、まあお客さんが喜んでくださったからいいかな。。
今回初めて自分の曲を披露しました。これからもオリジナルの曲を作っていこうと思います。
作曲をしてみたいと思ったのはマイケルがきっかけでして。で、勉強してみようと思ったんです。
1年前より、プロの方についてDTM(ディスクトップミュージック)を勉強しています。
作曲もクラシックではなく、ホップスです。
所謂、プロ・ツールス(音楽制作のソフトとオーディオインターフェイスのシステム)を使い、メロディーを作りコードを付けてアレンジをしています。クラシック畑出身の私には面白いことがいっぱいで楽しいです。私が使っているDAWシステムは「CUBASE」。まだまだ初心者ですが、やっと慣れてきたかなと思っています。
そんな時、Meeさんのブログで(http://meetoytoy.blog.so-net.ne.jp/2011-08-18)
「INVINCIBLE」ではPro Toolsを使わなかったという記事を拝見しまして。正直びっくり!え、マジで??すべてアナログですか?と、、。
Pro Toolsは上記のソフトとインターフェイスのシステムの事を指しますが、ロドニーが言っているのはおそらくアビット・テクノロジー社のDAWシステムの「Pro Tools」だと思います。
Pro Tools Wiki→http://ja.wikipedia.org/wiki/Pro_Tools
DAWシステムは、ソフトシンセと音楽編集ソフトが一体となり、それひとつで曲作りから編集、トラックダウンなどができてしまいます。
ただ、どうしても越えられない壁があるのと(生楽器の臨場感等)、DAWだとデジタル処理になるので、音はクリアになりますが、アナログの奥行なんかは得られにくいと思います。(アナログテレビとデジタルテレビの違いみたいな)
マイケルは外に出ていき、そこらへんのものを叩いきその音を録音して、加工し、後の楽器も生でアナログで録音したんですね。もしやシンセもアナログシンセかなぁ?
ミックスを昔からのブルース・スウェーデンが行ったのもなるほどと思います。
ホントにどこにもない音創りが行われたんですね。
「Billie Jean」のドラマー、レオン"エンドゥグ"チャンスラーは「Baby Be Mine」でもドラムを叩いてますが、ドラムマシンと、生ドラムで作られた音を融合させ、ブルースはそのミックスも行い、素晴らしいサウンドにしています。(Rhythm&Drum magazin2010年4月号より。ただし抜粋ではありません)
Baby Be Mine
http://youtu.be/hG9OzYVSg3c
当時のドラムマシンで有名なのは、Linn Drumです。
LInn Drum Wiki→http://en.wikipedia.org/wiki/Linn_LM-1
Thrillerでは「Thriller」「Wanna Be Startin' sometin'」「Human Neture」等で使われてます。
Linn Drum LM-1
http://youtu.be/NXRw7WlwHJs
Wikipediaによるとサンプリングに使われた音は、James Gadson やJeff Porcaroかもしれないとあります。二人ともマイケルに関わりある人たちですね。
James Gadsonがプレイしたとされる「Dancing Machine」
http://youtu.be/szKYgZQ4U5k
シブいGadsonのドラミング
http://youtu.be/T4pcjh_mc5g
Jeff Porcaroは亡くなって20年近く経つのにいまだにファンの多いTOTOのドラマーです。マイケル曲では「Heal The world」「Beat It」「Girl Is Main」をプレイ。
Jeff Porcaro Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AD
彼の教則ビデオより
http://youtu.be/lhoN-XG1uD0
Wikiに出てくる「ハーフ・タイム・シャッフル」を説明してます。
http://youtu.be/MwFdExvCxM4
「INVINCIBLE」に話を戻すと、例えば「Lost Children」で6/8拍子の裏で本来ならスネアが入るところが、木の板のようなものだったりします。その音が曲にアクセントを与え、同時に温かみを与えているように思います。
一つの音をつくりあげていき、曲を作っていく姿勢に職人魂を感じます。
新しいものを取り入れ、より良いものにしていくのはこのころから変わっていないし、デジタルでは納得いくものは作れないと判断したのかなと思います。
私の先生は、今はアナログ録音はほとんどなくなってきているとのこと。でもアナログの方がいいとおっしゃっていました。
デジタルがよければ、デジタルに行ったのではないかと思います。しかし、マイケルはデジタルの限界を感じとり、アナログにこだわったと思っています。ものを作るにあたって、ホントにいい物を見極め、自分を進化させる姿勢は本当にすごいです。。アナログがいいというのは、一見後退するように聞こえますが、ホントにいい物を追及するアーティストの進化だと思います。
マイケルの声について(3) [マイケル・ジャクソン]
El DeBarge 「Second Chance」
裁判本などの翻訳をされている押野素子さんが、ツイッターでおススメされてたEl DeBargeのアルバムより。ホントに全体的に素敵で、私もしばらくヘビロテでした!
Lloyd 「Players Prayer」
ケント・モリさんがテレビで紹介され、車の前で踊ってたときのBGM。この曲がきっかけで彼の曲も聴くように。
二人ともマイケルの声質に近いと思いますが、いかかでしょうか。
近いのにやっぱりそれぞれ違うのは何故なんでしょうか?体つき?骨格?声帯の形?
マイケルのものまねでも、しゃべりとか歌は似てなくても「アゥオ」とか「ポウ」とかは似てる人が割と多い気がするんです。う~ん。。
声ってホントに不思議でいまだ謎に包まれた楽器だな。
そんなこんなでう~んと考えてたら、本屋で広瀬香美さんの以下の本を見つけて、、
何気なく手にとって読み始めたら、「高音は背筋です!と言っても過言ではない」とあって思わず購入。。
彼女のことは、「音大出身のシンガーソングライター」と認識していまして。(国立音大の作曲科出身)
クラシック音楽の作曲家を目指していた彼女が、ポップミュージックに行ったときに起こるジレンマを彼女自身言ってたことがあったな~と記憶してます。
クラシックの音楽理論には、決まり事が多く、制約があります(所謂禁則など)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E5%A3%B0#.E7.A6.81.E5.89.87
一方ポップスには根本はクラシックと一緒ですが、ほとんど制約はありません。彼女が言ってたジレンマとは、作曲するときクラシックの縛りから解放できないと言っていたこと。どうしても決まり事を意識してしまうと。
印象的な言葉でした。。
しかし、本書を読むまでマイケルのボイストレーナーのセス・リッグスのレッスン生だったとか、マイケルに楽曲を提供するのが夢だったとかは全く知りませんでして。
そして今、彼女自身が校長を務める音楽学校では、セス・リッグスの教えを伝授しているそうです。
「セス先生は、歌う技術だけでなく、心のありようを教えてくれました。きみの心が楽しくないと、楽しい歌は歌えないよ。他者の悲しみがわからないと、他者を癒せる歌など歌えないよ」
また、本書では、声の出す位置や、腹式呼吸のやり方、高音を出す方法がかわいいイラストとともに分かりやすく紹介されてます。背筋を鍛えるためのトレーニングを一日100~200回やってるそうで、歌は背筋と下半身強化が重要とされています。
日本語は下あごを使う言語だから、声帯に負担がかかりやすい。一方英語は上あごを使う言語などなどなど。。
言葉の違いから、発音が変わり、発声が(どこから声が出るか)変わる。発声が違うと使う筋肉も違ってくると推測できます。声帯の周りを支える仮声帯(筋肉)を支えるのが背筋になってくるのかな。
また、腹式呼吸は寝てるときは誰でも腹式呼吸になってるそうで、その状態を立って行うのがベスト。つまりはリラックスした状態で発声すること。脱力なんですね。そう考えると、下半身と上半身を支える腰は重要と思うんだけどな。グルーヴの観点からも、腰ってコアなんです。
ふ~む。。って、私、歌科じゃなく打楽器科なんどす。(汗)でも「歌」ってマイケルと切り離しても興味深々だし、重要なんですよね。音楽の根源は歌とリズムですから。。
こちらの方も注目です!
セス・リッグスのボイストレーニングメソッド「Speech Level Singing」の指導資格日本人初取得者のMasayo-Yamasitaさんのブログ
http://ameblo.jp/masayo-yamashita/page-4.html#main
今、本の執筆中とのことでこちらも楽しみです。
マイコーのボイトレ「Michael Jackson Voice Training Audio With Seth Riggs beginning」
http://youtu.be/9DExMNdStZU
「声」はとりあえずこの辺で。やっぱり難しい~(汗)でもまた探れたらいいな~。
今は、デジタルとアナログについてとDTM(ディスク・トップ・ミュージック)と菊池成孔で頭がいっぱいです
裁判本などの翻訳をされている押野素子さんが、ツイッターでおススメされてたEl DeBargeのアルバムより。ホントに全体的に素敵で、私もしばらくヘビロテでした!
Lloyd 「Players Prayer」
ケント・モリさんがテレビで紹介され、車の前で踊ってたときのBGM。この曲がきっかけで彼の曲も聴くように。
二人ともマイケルの声質に近いと思いますが、いかかでしょうか。
近いのにやっぱりそれぞれ違うのは何故なんでしょうか?体つき?骨格?声帯の形?
マイケルのものまねでも、しゃべりとか歌は似てなくても「アゥオ」とか「ポウ」とかは似てる人が割と多い気がするんです。う~ん。。
声ってホントに不思議でいまだ謎に包まれた楽器だな。
そんなこんなでう~んと考えてたら、本屋で広瀬香美さんの以下の本を見つけて、、
何気なく手にとって読み始めたら、「高音は背筋です!と言っても過言ではない」とあって思わず購入。。
彼女のことは、「音大出身のシンガーソングライター」と認識していまして。(国立音大の作曲科出身)
クラシック音楽の作曲家を目指していた彼女が、ポップミュージックに行ったときに起こるジレンマを彼女自身言ってたことがあったな~と記憶してます。
クラシックの音楽理論には、決まり事が多く、制約があります(所謂禁則など)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%92%8C%E5%A3%B0#.E7.A6.81.E5.89.87
一方ポップスには根本はクラシックと一緒ですが、ほとんど制約はありません。彼女が言ってたジレンマとは、作曲するときクラシックの縛りから解放できないと言っていたこと。どうしても決まり事を意識してしまうと。
印象的な言葉でした。。
しかし、本書を読むまでマイケルのボイストレーナーのセス・リッグスのレッスン生だったとか、マイケルに楽曲を提供するのが夢だったとかは全く知りませんでして。
そして今、彼女自身が校長を務める音楽学校では、セス・リッグスの教えを伝授しているそうです。
「セス先生は、歌う技術だけでなく、心のありようを教えてくれました。きみの心が楽しくないと、楽しい歌は歌えないよ。他者の悲しみがわからないと、他者を癒せる歌など歌えないよ」
また、本書では、声の出す位置や、腹式呼吸のやり方、高音を出す方法がかわいいイラストとともに分かりやすく紹介されてます。背筋を鍛えるためのトレーニングを一日100~200回やってるそうで、歌は背筋と下半身強化が重要とされています。
日本語は下あごを使う言語だから、声帯に負担がかかりやすい。一方英語は上あごを使う言語などなどなど。。
言葉の違いから、発音が変わり、発声が(どこから声が出るか)変わる。発声が違うと使う筋肉も違ってくると推測できます。声帯の周りを支える仮声帯(筋肉)を支えるのが背筋になってくるのかな。
また、腹式呼吸は寝てるときは誰でも腹式呼吸になってるそうで、その状態を立って行うのがベスト。つまりはリラックスした状態で発声すること。脱力なんですね。そう考えると、下半身と上半身を支える腰は重要と思うんだけどな。グルーヴの観点からも、腰ってコアなんです。
ふ~む。。って、私、歌科じゃなく打楽器科なんどす。(汗)でも「歌」ってマイケルと切り離しても興味深々だし、重要なんですよね。音楽の根源は歌とリズムですから。。
こちらの方も注目です!
セス・リッグスのボイストレーニングメソッド「Speech Level Singing」の指導資格日本人初取得者のMasayo-Yamasitaさんのブログ
http://ameblo.jp/masayo-yamashita/page-4.html#main
今、本の執筆中とのことでこちらも楽しみです。
マイコーのボイトレ「Michael Jackson Voice Training Audio With Seth Riggs beginning」
http://youtu.be/9DExMNdStZU
「声」はとりあえずこの辺で。やっぱり難しい~(汗)でもまた探れたらいいな~。
今は、デジタルとアナログについてとDTM(ディスク・トップ・ミュージック)と菊池成孔で頭がいっぱいです
ぽかぽかする。。 [マイケル・ジャクソン]
私は今、子供に関わる仕事をしながら、音楽活動をしています。
今日、子ども同士のけんかの仲裁に入ったとき、ふと私が、「言葉って、相手に言ったことが、いつか自分に帰ってくるよ」と言いました。。「ばか」って言うと「ばか」って、「ありがとう」っていうと「ありがとう」って(その時はあの詩の事は頭になかったんですが。。)
すると、近くで聞いてた年上の子が、けんかしてた子たちに「お前らが、そうやっていやなこと言うから、逆にいやなこと言われるんやぞ」と一言。。するとだんだん和やかな雰囲気になってきて、どんどん子どもたちから、素敵な言葉が出てきました。
心がぽかぽかしまして。。
そしたら、他の子たちが、私に手紙をくれまして。。大好きと書いてあって。
また心がぽかぽかしまして。。
そして、私の兄が今日入籍しまして。。うれしい。うれしい。ぽかぽかの日に嬉しい出来事。。
自分の誕生日より、素敵な一日になりました。
今、ヴィブラフォンを練習してます。
もうすぐ演奏の本番の仕事があり(演奏形態はアンサンブル)、編曲なんかしながら一つ一つを作ってます。ちなみに楽譜は「マンミラ」なんですが、改めてマイケル曲は難しいなと思います。でもやりがいを感じます。マイケルにホントに出会って、私の音楽のへの考えや想いは「芯」のあるものになってきてます。
そして、マイケルに出会わなければ、今日ぽかぽかすることもなかったかも。。
ありがとう、マイケル。。
愛してます。
Happy Birthday!
今日、子ども同士のけんかの仲裁に入ったとき、ふと私が、「言葉って、相手に言ったことが、いつか自分に帰ってくるよ」と言いました。。「ばか」って言うと「ばか」って、「ありがとう」っていうと「ありがとう」って(その時はあの詩の事は頭になかったんですが。。)
すると、近くで聞いてた年上の子が、けんかしてた子たちに「お前らが、そうやっていやなこと言うから、逆にいやなこと言われるんやぞ」と一言。。するとだんだん和やかな雰囲気になってきて、どんどん子どもたちから、素敵な言葉が出てきました。
心がぽかぽかしまして。。
そしたら、他の子たちが、私に手紙をくれまして。。大好きと書いてあって。
また心がぽかぽかしまして。。
そして、私の兄が今日入籍しまして。。うれしい。うれしい。ぽかぽかの日に嬉しい出来事。。
自分の誕生日より、素敵な一日になりました。
今、ヴィブラフォンを練習してます。
もうすぐ演奏の本番の仕事があり(演奏形態はアンサンブル)、編曲なんかしながら一つ一つを作ってます。ちなみに楽譜は「マンミラ」なんですが、改めてマイケル曲は難しいなと思います。でもやりがいを感じます。マイケルにホントに出会って、私の音楽のへの考えや想いは「芯」のあるものになってきてます。
そして、マイケルに出会わなければ、今日ぽかぽかすることもなかったかも。。
ありがとう、マイケル。。
愛してます。
Happy Birthday!
マイケルの声について(2) [マイケル・ジャクソン]
マイケルと発声が似てるかもと思いさだまさしを聴いてきたんですが、英語と日本語の発音の違いと、フォークとR&Bの違いからマイケルと結びつけるのが難しく、一旦諦めることにしました(涙)
さだまさしは、曲に入る時予備動作がほとんどなく、いきなり曲に入るんです。NHKの「年の初めはさだまさし」という番組を観てると特に思います。視聴者からのはがきを読んで、「じゃあ一曲歌うか」とマイク前にギター持ちながら行ったかと思うと、もう歌ってる。マイケルもダンスなんか観てると、予備動作がほとんどないんですよね。。無駄な動きがない。ちょっとそこに通じるものを感じてんですが、、そこから先が難しかったです。
歌の倍音も通じるものがあるように思うんですが、提示できそうになくて。
また、参考にしてる本「倍音」に、無駄な動きなく、予備動作がないことの例として、勝新の「座頭市」が例に上がってまして。。勝新とマイケルの関連性も気になり。。(汗)
頭が混乱しそうなんで、今回はとりあえず、倍音をもうちょっと探ろうと思います。
マイケルの声が、一つ音を出すと同時に7音出てるという文をユーコさんの本で見たとき、てっきりアメリカの番組で何年も前にやってたのかなと思ってたんですが、今年の1月にNHKでやってた番組だったみたいです。
7音同時に鳴ってるのは、所謂倍音がなってるんですが、私が気になったのは「整数次倍音」と「非整数次倍音」です。
実は著書を読むまで私は、「非整数次倍音」の存在を知りませんでした。
倍音は「整数次倍音」だけを倍音というのかと思っていて、そのほかは噪音と言うと思ってまして。そしてマイケルは「整数次倍音」が多く含まれるのかなと。。
「整数次倍音」とは基音(元の基本の音)から整数次に上向する音のことです。(音は振動と言い換えられる)
ドレミにすると、
(基音がドの場合)、一オクターブ上のド、ソ、ド、ミ、ソ、♭シ、ド・・・・と増えていきます。
・五線譜の図wikiリンクhttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/d/dc/Baion001.png
7音ということは、♭シまでかな?音一つだけでももう和音になってるのがすごい。。(コードにするとC7)
本を読んで、色々調べて、マイケルの声を聴いているうちに、マイケルは「整数次倍音」だけでなく「非整数次倍音」も多く含んでいるような気がしてきました。「非整数次倍音」は不規則な振動による、ビリビリ、ガサガサした音です。「非整数次倍音」の多い楽器は、音の高さが分かりずらい打楽器など。あと、風の音、枯葉を踏む音なども「非整数次倍音」が多い。
それぞれの倍音を多く含む楽器、歌手を著書を参考にあげてみます。
「整数次倍音」を多く含む
チャルメラ、バグパイプ、篳篥、ジョン・レノン、ボブ・ディラン、郷ひろみ、稲葉浩志、浜崎あゆみなど。
「非整数次倍音」を多く含む
アフリカ系、ジプシー、ケーナ、打楽器、ロッド・スチュアート、ブルース・スフリングスティーン、宇多田ヒカル、スガシカオ、桑田圭祐など。
艶のある、通る音、声。ガサガサした味のある音、声。どちらも魅力的です。
マイケルは両方持ち合わせているなと思うんです。
例えば「Speechless」のような澄んだ声と、「Unbreakable」のような、勢いあるガサガサした声。
曲によってどちらかの割合が多くなる。
そして、マイケルの出す音は常にいい具合に混ざっている気がします。曲や部分によって割合が多くなるのはあると思うんですが、「Speechless」は最初の出だしのアカペラをよく聴くと、多少ガサガサした音も感じます。(もし♭シがなってるんであれば、それも音色に関係してるかもですが)
マイケルはそのバランスが絶妙な気がします。7音が「非整数次倍音」を含むかは分かりませんが、私は「整数次倍音」が7音鳴っていてさらに、「非整数次倍音」も同時に鳴っていると思います。(自分で書いてて改めて凄いなそれ。。)
著書には、「整数次倍音」と「非整数次倍音」の人々に与える影響も書いてます。
「整数次倍音」は、カリスマ性、荘厳さ。なんでもα波が出て、癒され、リラックスし、精神が安定するそうで、好意を持つようになり、カリスマ性を生むとされてます。
一方「非整数次倍音」は、重要性、親密性、自然を思い起こさせ(Earth song?)、静かにするとき「シー」とするように注意を引いたり。また、すぐそばで、聴く人の隣で語りかけたり。。
凄い存在だけど、いつもそばで語りかけてくれる。。
いつか、マイケルがレコーディングしてるときのエピソードを聞いたことがあります。彼は周波数のことも細かくわかってて、エンジニアに注文をしていたと。倍音の関係はマイケルも当然分かっていたはず。私なんか比べものにならないくらい博識なマイケルは、きっと声の出し方も研究していたと思ってます。
やっぱ私にとってKING OF MUSICなんです。。
おまけ。
結構好きな、大泉洋のマイケル
http://youtu.be/kVoTgaKMcsE
大泉のものまね26連発(小林製薬の糸ようじは爆笑です)
http://youtu.be/do2cFc6GMDs
結構倍音使い分けてます(笑)。
参考資料(「倍音」中村明一)アーティストの名前など引用しました。
さだまさしは、曲に入る時予備動作がほとんどなく、いきなり曲に入るんです。NHKの「年の初めはさだまさし」という番組を観てると特に思います。視聴者からのはがきを読んで、「じゃあ一曲歌うか」とマイク前にギター持ちながら行ったかと思うと、もう歌ってる。マイケルもダンスなんか観てると、予備動作がほとんどないんですよね。。無駄な動きがない。ちょっとそこに通じるものを感じてんですが、、そこから先が難しかったです。
歌の倍音も通じるものがあるように思うんですが、提示できそうになくて。
また、参考にしてる本「倍音」に、無駄な動きなく、予備動作がないことの例として、勝新の「座頭市」が例に上がってまして。。勝新とマイケルの関連性も気になり。。(汗)
頭が混乱しそうなんで、今回はとりあえず、倍音をもうちょっと探ろうと思います。
マイケルの声が、一つ音を出すと同時に7音出てるという文をユーコさんの本で見たとき、てっきりアメリカの番組で何年も前にやってたのかなと思ってたんですが、今年の1月にNHKでやってた番組だったみたいです。
7音同時に鳴ってるのは、所謂倍音がなってるんですが、私が気になったのは「整数次倍音」と「非整数次倍音」です。
実は著書を読むまで私は、「非整数次倍音」の存在を知りませんでした。
倍音は「整数次倍音」だけを倍音というのかと思っていて、そのほかは噪音と言うと思ってまして。そしてマイケルは「整数次倍音」が多く含まれるのかなと。。
「整数次倍音」とは基音(元の基本の音)から整数次に上向する音のことです。(音は振動と言い換えられる)
ドレミにすると、
(基音がドの場合)、一オクターブ上のド、ソ、ド、ミ、ソ、♭シ、ド・・・・と増えていきます。
・五線譜の図wikiリンクhttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/d/dc/Baion001.png
7音ということは、♭シまでかな?音一つだけでももう和音になってるのがすごい。。(コードにするとC7)
本を読んで、色々調べて、マイケルの声を聴いているうちに、マイケルは「整数次倍音」だけでなく「非整数次倍音」も多く含んでいるような気がしてきました。「非整数次倍音」は不規則な振動による、ビリビリ、ガサガサした音です。「非整数次倍音」の多い楽器は、音の高さが分かりずらい打楽器など。あと、風の音、枯葉を踏む音なども「非整数次倍音」が多い。
それぞれの倍音を多く含む楽器、歌手を著書を参考にあげてみます。
「整数次倍音」を多く含む
チャルメラ、バグパイプ、篳篥、ジョン・レノン、ボブ・ディラン、郷ひろみ、稲葉浩志、浜崎あゆみなど。
「非整数次倍音」を多く含む
アフリカ系、ジプシー、ケーナ、打楽器、ロッド・スチュアート、ブルース・スフリングスティーン、宇多田ヒカル、スガシカオ、桑田圭祐など。
艶のある、通る音、声。ガサガサした味のある音、声。どちらも魅力的です。
マイケルは両方持ち合わせているなと思うんです。
例えば「Speechless」のような澄んだ声と、「Unbreakable」のような、勢いあるガサガサした声。
曲によってどちらかの割合が多くなる。
そして、マイケルの出す音は常にいい具合に混ざっている気がします。曲や部分によって割合が多くなるのはあると思うんですが、「Speechless」は最初の出だしのアカペラをよく聴くと、多少ガサガサした音も感じます。(もし♭シがなってるんであれば、それも音色に関係してるかもですが)
マイケルはそのバランスが絶妙な気がします。7音が「非整数次倍音」を含むかは分かりませんが、私は「整数次倍音」が7音鳴っていてさらに、「非整数次倍音」も同時に鳴っていると思います。(自分で書いてて改めて凄いなそれ。。)
著書には、「整数次倍音」と「非整数次倍音」の人々に与える影響も書いてます。
「整数次倍音」は、カリスマ性、荘厳さ。なんでもα波が出て、癒され、リラックスし、精神が安定するそうで、好意を持つようになり、カリスマ性を生むとされてます。
一方「非整数次倍音」は、重要性、親密性、自然を思い起こさせ(Earth song?)、静かにするとき「シー」とするように注意を引いたり。また、すぐそばで、聴く人の隣で語りかけたり。。
凄い存在だけど、いつもそばで語りかけてくれる。。
いつか、マイケルがレコーディングしてるときのエピソードを聞いたことがあります。彼は周波数のことも細かくわかってて、エンジニアに注文をしていたと。倍音の関係はマイケルも当然分かっていたはず。私なんか比べものにならないくらい博識なマイケルは、きっと声の出し方も研究していたと思ってます。
やっぱ私にとってKING OF MUSICなんです。。
おまけ。
結構好きな、大泉洋のマイケル
http://youtu.be/kVoTgaKMcsE
大泉のものまね26連発(小林製薬の糸ようじは爆笑です)
http://youtu.be/do2cFc6GMDs
結構倍音使い分けてます(笑)。
参考資料(「倍音」中村明一)アーティストの名前など引用しました。
マイケルの声について。 [マイケル・ジャクソン]
マイケルの声について(歌声)を考え出すと、色々考えがあちこち行ってしまい、、。まとまらない気がする(汗)でも、やっぱり気になるんですよね。。知りたいんです。。とりあえず、思ったことから書いていきます。。
主に参考にしている資料
尺八奏者でもある著者は日本人は倍音に敏感だとしています。(日本人が特別敏感かは疑問ですが。。)
若干日本人ってすごいよね的なことも文章から感じますが、私が疑問に思ってることに関してかなり分析していて勉強になります。
そして、音楽について丁寧に解説されてて参考になるブログより倍音についての解説。
http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20090920/1253424521
マイケルって基本的に高い声って印象があります。そして音の立ち上がりが早い。
立ち上がりが早いのは、彼が最初に興味を持った音楽が、ゴスペルではなくクラシック音楽だったことも関係してるかなと。
ゴスペルなどの発声は、黒人の普段の会話の発声をそのまま歌に持ってきたので、立ち上がりが遅いです。声も地声に近いと思います。普段のしゃべり方もそうですが、彼らの声は、体全体から鳴っているイメージ。ラップなどの黒人発生の文化を見ても、声の立ち上がりが遅い分、そこから独特のうねる様なグルーヴが生まれ、やがて音楽に発展していったのだと思います。私には、ラップがベースラインに聴こえるんです。
マイケルは声の立ち上がりが早く、ベースというよりは、パーカッションやピアノ(ピアノは弦をハンマーで叩くので音の立ち上がりは打楽器に近い)な気がします。なので、彼がラップをやると独特のグルーヴ感は生まれにくくなるかなと。。しかしそこはMJですから、MJにしかできない歌唱法が生まれることでもあります。
音楽の起源は「歌と打楽器」。音楽の3大要素はメロディー、リズム、ハーモニー。ハーモニーが確立されたのは後になってからです。
そう考えると、MJがメロディーとリズムを重要視してたこともなんとなく納得できるし、歌唱法にも表れていると思います。
また、私はMJはミックスボイス(ミドルボイス)だと思ってます。ミックスボイスは簡単に言うと地声と裏声を混ぜた声。
そのことによって高い声だけど芯のある音が出せます。
ミックスの歌手はたくさんいます。日本でポピュラーな高音歌手の代表の一人はB'zの稲葉氏。
男の人であれだけの高音を出す方はあまりいないですよね。ソプラニスタの岡本知高氏は稲葉氏の発声は声楽界ではタブーな発声だが、興味があり、好きな歌手だと言っていたことがあります。声楽界とはクラシックでの発声のことですが、日本のロックでもなかなかいない。。デーモン閣下や、X JAPANのTOSHI、アルフィーも高音ですが若干発声が違う気がします。。また、稲葉氏がトム・ウェイツやサム・クック、コステロの声(枯れた声)は出すのが苦しく、本人達も苦しいのでは、と言っている記事を見たことがあります。
私はそこが長年疑問だったんですが、最近はサムもトムもコステロも苦しくはないんではないかと思っています。
そもそもの言語とそれに伴う発声が違うと。MJにも同じことが言えます。
発声が違うとはどういうことかとざっくり言うと、喉で支えているか、お腹で支えているかの違いで、風船をたとえで使うと、膨らんでいるほうが、一気に空気を抜いた時空気の抜けが大きいですよね。いろんなところに空気がぶつかって、音が生まれ、倍音が生まれ、枯れた声になる。。
稲葉氏のお腹は引き締まってますが、MJのお腹はぷっくりしてますよね。お腹で支えた方が喉への負担は少ないし楽に音量を出せると思うのですが、稲葉氏は割と胸から声を出しているような感じがします。稲葉氏の不思議なとこは、ふつうなら喉を傷めてしまうような発声でも20年大きな故障なく(2000年入ってからポリープ手術はありますが)来ているところです。また彼の凄いところでもあります。
これも稲葉氏のエピソードですが、以前ライヴで首を振りすぎて痛めたことがあり、首を鍛えるトレーニングをしたそうです。しかしそのあとのレコーディングで声が出なくなったそうで、ポリーフができたのかと病院にいったがポリープではなく、精神的なものかと思ったそうですが、なんのことない、首をマッサージするといつもの声に戻ったそうで。。
興味深いエピソードだと思います。それだけ声はデリケートだし、体が楽器なんだと思います。。楽器演奏の基本は脱力です。あんまり鍛えすぎると脱力がむずかしくなる。。MJはお腹もぽっこり、胸板も厚くないですが、MJヴォイスには重要なんだと思います。しかしいくら脱力が大事でも核となるところはしっかりいしてないといけない。核はどこかと考えるとMJの核は「背筋」と「腰」だと思います。響きのある、倍音を多く含む歌を激しいダンスをしながらやることを考えると、私は「背筋」「腰」は重要だと思います。。
今度はその倍音と「背筋」「腰」を考えたいと思います。。
「Beat It」みたいと言われた曲。B'z「Time Flies」。松本氏はあえてそこを行っているんですよね。。
http://youtu.be/QWJ6kx5eWvM
エルビス・コステロ「Smile」
http://youtu.be/LVTxTfs3RPg
サム・クック「wonderful world」
http://youtu.be/jNO72aCnVr0
トム・ウェイツ「Take me home」
http://youtu.be/XewO1DB96To
主に参考にしている資料
尺八奏者でもある著者は日本人は倍音に敏感だとしています。(日本人が特別敏感かは疑問ですが。。)
若干日本人ってすごいよね的なことも文章から感じますが、私が疑問に思ってることに関してかなり分析していて勉強になります。
そして、音楽について丁寧に解説されてて参考になるブログより倍音についての解説。
http://d.hatena.ne.jp/wander1985/20090920/1253424521
マイケルって基本的に高い声って印象があります。そして音の立ち上がりが早い。
立ち上がりが早いのは、彼が最初に興味を持った音楽が、ゴスペルではなくクラシック音楽だったことも関係してるかなと。
ゴスペルなどの発声は、黒人の普段の会話の発声をそのまま歌に持ってきたので、立ち上がりが遅いです。声も地声に近いと思います。普段のしゃべり方もそうですが、彼らの声は、体全体から鳴っているイメージ。ラップなどの黒人発生の文化を見ても、声の立ち上がりが遅い分、そこから独特のうねる様なグルーヴが生まれ、やがて音楽に発展していったのだと思います。私には、ラップがベースラインに聴こえるんです。
マイケルは声の立ち上がりが早く、ベースというよりは、パーカッションやピアノ(ピアノは弦をハンマーで叩くので音の立ち上がりは打楽器に近い)な気がします。なので、彼がラップをやると独特のグルーヴ感は生まれにくくなるかなと。。しかしそこはMJですから、MJにしかできない歌唱法が生まれることでもあります。
音楽の起源は「歌と打楽器」。音楽の3大要素はメロディー、リズム、ハーモニー。ハーモニーが確立されたのは後になってからです。
そう考えると、MJがメロディーとリズムを重要視してたこともなんとなく納得できるし、歌唱法にも表れていると思います。
また、私はMJはミックスボイス(ミドルボイス)だと思ってます。ミックスボイスは簡単に言うと地声と裏声を混ぜた声。
そのことによって高い声だけど芯のある音が出せます。
ミックスの歌手はたくさんいます。日本でポピュラーな高音歌手の代表の一人はB'zの稲葉氏。
男の人であれだけの高音を出す方はあまりいないですよね。ソプラニスタの岡本知高氏は稲葉氏の発声は声楽界ではタブーな発声だが、興味があり、好きな歌手だと言っていたことがあります。声楽界とはクラシックでの発声のことですが、日本のロックでもなかなかいない。。デーモン閣下や、X JAPANのTOSHI、アルフィーも高音ですが若干発声が違う気がします。。また、稲葉氏がトム・ウェイツやサム・クック、コステロの声(枯れた声)は出すのが苦しく、本人達も苦しいのでは、と言っている記事を見たことがあります。
私はそこが長年疑問だったんですが、最近はサムもトムもコステロも苦しくはないんではないかと思っています。
そもそもの言語とそれに伴う発声が違うと。MJにも同じことが言えます。
発声が違うとはどういうことかとざっくり言うと、喉で支えているか、お腹で支えているかの違いで、風船をたとえで使うと、膨らんでいるほうが、一気に空気を抜いた時空気の抜けが大きいですよね。いろんなところに空気がぶつかって、音が生まれ、倍音が生まれ、枯れた声になる。。
稲葉氏のお腹は引き締まってますが、MJのお腹はぷっくりしてますよね。お腹で支えた方が喉への負担は少ないし楽に音量を出せると思うのですが、稲葉氏は割と胸から声を出しているような感じがします。稲葉氏の不思議なとこは、ふつうなら喉を傷めてしまうような発声でも20年大きな故障なく(2000年入ってからポリープ手術はありますが)来ているところです。また彼の凄いところでもあります。
これも稲葉氏のエピソードですが、以前ライヴで首を振りすぎて痛めたことがあり、首を鍛えるトレーニングをしたそうです。しかしそのあとのレコーディングで声が出なくなったそうで、ポリーフができたのかと病院にいったがポリープではなく、精神的なものかと思ったそうですが、なんのことない、首をマッサージするといつもの声に戻ったそうで。。
興味深いエピソードだと思います。それだけ声はデリケートだし、体が楽器なんだと思います。。楽器演奏の基本は脱力です。あんまり鍛えすぎると脱力がむずかしくなる。。MJはお腹もぽっこり、胸板も厚くないですが、MJヴォイスには重要なんだと思います。しかしいくら脱力が大事でも核となるところはしっかりいしてないといけない。核はどこかと考えるとMJの核は「背筋」と「腰」だと思います。響きのある、倍音を多く含む歌を激しいダンスをしながらやることを考えると、私は「背筋」「腰」は重要だと思います。。
今度はその倍音と「背筋」「腰」を考えたいと思います。。
「Beat It」みたいと言われた曲。B'z「Time Flies」。松本氏はあえてそこを行っているんですよね。。
http://youtu.be/QWJ6kx5eWvM
エルビス・コステロ「Smile」
http://youtu.be/LVTxTfs3RPg
サム・クック「wonderful world」
http://youtu.be/jNO72aCnVr0
トム・ウェイツ「Take me home」
http://youtu.be/XewO1DB96To
なんでも・かんでもMJに繋がる。。(笑) [マイケル・ジャクソン]
世界水泳を観てると、ホント面白いなーって思います。。
速いタイムを出すには、ゆったり泳ぐことだったり、水しぶきをあげず泳ぐことだったり、、。パワーだけじゃなかったり。。「パワーだけじゃない」そういうところに敏感なのは、日本人じゃないかと思ったり。。
欧米人と比べて、ガタイも違うし、パワーもないし。。勝てるとこを追及していったら結局のところ、「のびのび泳ぐ」ってところに行きつくのかなと。
大きく泳ぐって、ある意味「脱力」ができてないと上手くいかないと思います。北島選手の今日の200Mの泳ぎなんか見てると特に思うなぁ。。(100Mと200Mではリズム、テンポが違うけど)
「脱力」って難しい。。用は力をどこで抜いて、どこに持っていくか。。
水泳は横一線にレースが上からも横からも見えて、陸上より選手の特徴が見えやすい。それぞれの選手に「リズム」もあって面白い。。リズムが一定=フォームが綺麗な人は「ノリ」がいいのか(水の抵抗も少ないように見える)タイムも速いなと思います。
水泳とかほかの個人の短時間スポーツもそうですが、グループスポーツやフィギュア、長時間スポーツなどに比べるとエンターテイメント性って低いような気もしますが、っていうか低いんだと思うんですが、単純な事が面白い時もあるなと。。「水泳」=タイム・順位、だけじゃなく、視点を変えると見えてくることもあります。
_____________________________________________ _ _ _
話は変わって、、(笑)人間の「声」も、どこに力を入れて、どこを脱力するかで、同じ人間でもかなり響きって変わってくると思います。
ちなみにMJの声は、一つ音を出すと同時に7音出てる、つまり倍音がなっているそうです。(ユーコ・スミダ・ジャクソン「JACKSON」より)
7音なるのはとても稀なことです。
倍音が多いほど奥行が生まれ(多すぎてもダメだと思いますが)、たとえて言うなら「3D」になります。
MJの声についてと倍音の関係はまたいずれ必ず検証しなければと思ってます。。
私なりの、「シンプルなことでも感動できるよ」な例。モントルージャズフェスティバル2008の「Naturally7」
何故MJトリビュートなのかは最後の方でわかります。
すべて声ですよ、Human Voice!!
この間、日本にも来日してたようですね。。生で観たいな~。
この動画で感動した勢いで、彼らが使ってるBOSSの「Loop Station」を買いましたもん(笑)
速いタイムを出すには、ゆったり泳ぐことだったり、水しぶきをあげず泳ぐことだったり、、。パワーだけじゃなかったり。。「パワーだけじゃない」そういうところに敏感なのは、日本人じゃないかと思ったり。。
欧米人と比べて、ガタイも違うし、パワーもないし。。勝てるとこを追及していったら結局のところ、「のびのび泳ぐ」ってところに行きつくのかなと。
大きく泳ぐって、ある意味「脱力」ができてないと上手くいかないと思います。北島選手の今日の200Mの泳ぎなんか見てると特に思うなぁ。。(100Mと200Mではリズム、テンポが違うけど)
「脱力」って難しい。。用は力をどこで抜いて、どこに持っていくか。。
水泳は横一線にレースが上からも横からも見えて、陸上より選手の特徴が見えやすい。それぞれの選手に「リズム」もあって面白い。。リズムが一定=フォームが綺麗な人は「ノリ」がいいのか(水の抵抗も少ないように見える)タイムも速いなと思います。
水泳とかほかの個人の短時間スポーツもそうですが、グループスポーツやフィギュア、長時間スポーツなどに比べるとエンターテイメント性って低いような気もしますが、っていうか低いんだと思うんですが、単純な事が面白い時もあるなと。。「水泳」=タイム・順位、だけじゃなく、視点を変えると見えてくることもあります。
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話は変わって、、(笑)人間の「声」も、どこに力を入れて、どこを脱力するかで、同じ人間でもかなり響きって変わってくると思います。
ちなみにMJの声は、一つ音を出すと同時に7音出てる、つまり倍音がなっているそうです。(ユーコ・スミダ・ジャクソン「JACKSON」より)
7音なるのはとても稀なことです。
倍音が多いほど奥行が生まれ(多すぎてもダメだと思いますが)、たとえて言うなら「3D」になります。
MJの声についてと倍音の関係はまたいずれ必ず検証しなければと思ってます。。
私なりの、「シンプルなことでも感動できるよ」な例。モントルージャズフェスティバル2008の「Naturally7」
何故MJトリビュートなのかは最後の方でわかります。
すべて声ですよ、Human Voice!!
この間、日本にも来日してたようですね。。生で観たいな~。
この動画で感動した勢いで、彼らが使ってるBOSSの「Loop Station」を買いましたもん(笑)
マイケルから見る音楽(5) [マイケル・ジャクソン]
いや~、、私にとって、一個一個の事がいちいち「おぉ~、そうか~」ってなって、BPM一個とっても頭ん中が大変です。。
BPMとは、一般的に西洋音楽で用いられる「テンポ」を指すことが多いですが、厳密にいうと違う、かな。
テンポのWikiリンク
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%9D
心拍数のWikiリンク
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E6%8B%8D%E6%95%B0
私にとって最強のMJ作品「INVINCIBLE」のBPMを原始的なやり方で調べました。ひとまずBPM=テンポと捉え、まずSEIKOの電子メトロノームで。。(音が心音に近い感じがして長い付き合いですが、手放せない)
そして、KORGの「BEATLAB」(現在廃盤)で。。その結果は以下の通り。
1・「UNBREAKABLE」 94
2・「HEARTBREAKER」 137~138(68~69)
3・「INVINCIBLE」 94
4・「BREAK OF DAWN」 81
5・「HEAVEN CAN WAIT」 58~59
6・「YOU ROCK MY WORLD」 95
7・「BUTTERFLIES」 90
8・「SPEECHLESS」 68~69
9・「2000 WATT」 90~91
10・「YOU ARE MY LIFE」 43~44
11・「PRIVACY」 82
12・「DON'T WALK AWAY」 70
13・「CRY」 85
14・「THE LOST CHILDLEN」 56
15・「WHATEVER HAPPENS」 97
16・「THREATENED」 97
「HEART BREAKAR」はドラムのキックの音を心音とすると68~69になります。スピード感があるように思いますが、実は脈拍はスゴク落ち着いてますって感じ。。曲によっては遅くなったり、早くなったりもあるので、上記が一概にも曲全体のテンポとは言えないですが、目安として記しておきます。
だいたいR&BはBPM=40~100が多いようです。。HIP HOPになると100を超えてくる曲も増えるかと思います。 また人間はBPM=100を超えると落ち着かなくなるそうですね。
BPM=心拍数ととらえると、また曲が違って見えてきたり。。面白いです。
BPMも踏まえつつ、MJ作品を掘り下げていければと思います。
BPMとは、一般的に西洋音楽で用いられる「テンポ」を指すことが多いですが、厳密にいうと違う、かな。
テンポのWikiリンク
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%9D
心拍数のWikiリンク
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E6%8B%8D%E6%95%B0
私にとって最強のMJ作品「INVINCIBLE」のBPMを原始的なやり方で調べました。ひとまずBPM=テンポと捉え、まずSEIKOの電子メトロノームで。。(音が心音に近い感じがして長い付き合いですが、手放せない)
そして、KORGの「BEATLAB」(現在廃盤)で。。その結果は以下の通り。
1・「UNBREAKABLE」 94
2・「HEARTBREAKER」 137~138(68~69)
3・「INVINCIBLE」 94
4・「BREAK OF DAWN」 81
5・「HEAVEN CAN WAIT」 58~59
6・「YOU ROCK MY WORLD」 95
7・「BUTTERFLIES」 90
8・「SPEECHLESS」 68~69
9・「2000 WATT」 90~91
10・「YOU ARE MY LIFE」 43~44
11・「PRIVACY」 82
12・「DON'T WALK AWAY」 70
13・「CRY」 85
14・「THE LOST CHILDLEN」 56
15・「WHATEVER HAPPENS」 97
16・「THREATENED」 97
「HEART BREAKAR」はドラムのキックの音を心音とすると68~69になります。スピード感があるように思いますが、実は脈拍はスゴク落ち着いてますって感じ。。曲によっては遅くなったり、早くなったりもあるので、上記が一概にも曲全体のテンポとは言えないですが、目安として記しておきます。
だいたいR&BはBPM=40~100が多いようです。。HIP HOPになると100を超えてくる曲も増えるかと思います。 また人間はBPM=100を超えると落ち着かなくなるそうですね。
BPM=心拍数ととらえると、また曲が違って見えてきたり。。面白いです。
BPMも踏まえつつ、MJ作品を掘り下げていければと思います。
マイケルから見る音楽(4) [マイケル・ジャクソン]
SCIENCE MUSEUM(おそらくロンドンの)で遠心力を体感する少女。
日本にガガ旋風を巻き起こし、感動を与えてくれたガガ。
私も彼女のパフォーマンスに感動したひとり。
いろんな方が彼女の来日にパワーをもらったと思います。
ソウルフルな歌とダンス、ファッション、思想、哲学。。
そして、いろんな方がそれを好意的に受け入れ、感想を述べてます。
私は、マイケルのみならず、いろんなジャンルに詳しくないです。詳しくなりたいと思って、いろんな方のレビューを拝見してます。
そのおひとりの吉岡正晴さん。いつもブログ拝見してて、参考にさせてもらってます。ガガ来日についても記事を書いてらっしゃいました。
でも、見たときにちょっとだけ、ちょっとだけ引っかかったんです。。
「マイケルが歌のうまさとダンスの素晴らしさゆえに、不幸にもみなそこに目が奪われ彼の真摯なメッセージがなかなか伝わらなかった側面がある。レディー・ガガのこの奇抜なファッションだけが広がってしまい、彼女の地に足の付いたきちんとしたメッセージが伝わらなくならないように願いたい。」
(7月12日のブログより引用)
西洋音楽の父、バッハが誕生する遙か昔から、キリストが誕生する前から音楽は「神」に捧げるものでした。
もっとも原始的な音楽は、「歌」と「リズム」。そしてそこに「ダンス」が加わり、「神」を感じてきた歴史があります。
「神」を感じるには、思考から解き放たれなくてはいけない、考えてたらダメだみたいなこと誰かも言ってましたね(笑)思考から解き放たれる=快楽だと思うんです。。(所謂「トランス」もそうかなと思いいます。)
現代は、神事的要素は薄れてきていると思いますが、代わりに「メッセージ」がそこに加わり、様々な音楽ジャンルで人々に発信されています。そしてそこに観てる人が「楽しい」という思いが加わると、より伝わりやすくなる。。
マイケルやガガは得意だからとか、目立つからとかより、「魂」で歌やダンスを発信してて、メッセージを伝えるために真の「エンターテイメント」を追い求めていると思います。大真面目に「楽しいこと」を。。観てる人が「かっこいい」「楽しい」と思い印象に残る。。何年か立った後でふと思い出したとき、「あの曲の歌詞はどんなだったろうか?」って、そう思わすのって実はすっごく難しい。。
冒頭の画像は遠心力をまさに「体感」してますが、おそらくこの子は「今私、遠心力を体感してる!」とは思ってない。。ただ「楽しい」と思っていると思います。
でも、何年か後、例えば学校の授業で「遠心力」を勉強したとき、「あ、あの時のやつが遠心力だったのか!」と思うかもしれない。そう思ったとき「感動」を感じると思うんです。そして喜びに繋がっていくと。。
上記の事は、ハンズ・オンの考え方として、海外の多くのミュージアムで取り入れられています(日本でも)。同じ遠心力の展示でも、「ガラス張りの中にレールがあり、外のボタンを押すとボールが落ちずに一回転して流れる」のがハンズ・オフ。ハンズ・オンは冒頭の少女の写真です。
より印象に残り、もう一回やりたい、体感したいと思うのは後者の方ですよね。。
マイケルの音楽もダンスもSFも「ハンズ・オン」だなと思います。私はそこに究極の「エンターテイメント」を垣間見るんです。。